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知念side
添付されたファイルを
開くとムービーが入っていた。
知念「動画？」
僕は再生ボタンを押した。
知念「え...あれ後ろ姿だけじゃ＿＿＿＿＿」
再生された動画には
今日撮影したであろう風景が映ってた。
後ろ姿のパターンと
顔も出てるパターン2つ。
動画の中のあやかは
ほんとに綺麗だった。
今までモデルさんをやってたって言われても
本当に不思議じゃないくらい。
ﾋﾟｺﾝ
動画を見ているとまたスマホの通知音。
来た通知はまた事務所の人で...
「本日はありがとうございました。
撮影とても良かったです！
まだ編集前ですが動画をお送りしますので
確認してみてください。
また編集版が出来ましたらお送りします。」
知念「すごく頑張ったんだね。」
僕は規則正しい寝息を立てるあやかの
頭を撫でた。
あやか「ん...」
知念「ごめん。起こしちゃった？」
あやか「あ＿＿＿＿＿私寝ちゃってて...」
知念「疲れたんだよ。お疲れ様。」
あやか「ありがとうございます」
知念「ごめんね。仕事のメール来てたからスマホ開いちゃった。」
あやか「全然...」
知念「撮って出しの動画届いてたんだけど...」
あやか「え！侑李くん見ちゃいました...？」
知念「うん」
あやか「わ...すごく恥ずかしいです＿＿＿＿＿」
知念「どうして？」
あやか「...顔出しもしてきてて...
まだどうするか悩んでるんですけど＿＿＿＿＿
上手くできたかも不安で...」
上手くできたかなんてこの動画見れば分かる。
誰が見てもすごく綺麗だって答えるよ。
知念「あやか？僕...」
あやか「へ？」
僕は隣にいるあやかを抱きしめた。
あやかはフリーズして固まってる。
知念「すごく綺麗だよ。
だから...僕もあやかにヤキモチ妬いてた。
あやかのこと独り占めしたくて＿＿＿＿＿
誰のところにも行って欲しくなくて
今日だってヤキモチでどうにかなりそうだった。」
あやか「ｯ」
知念「ねぇ...こっち見て？」
恥ずかしいのか
僕の胸に顔を埋めるあやか。
ねぇ...今どんな顔してるの？
あやか「...！」
知念「ﾌﾌ＿＿＿＿＿顔真っ赤だよ？(笑)」
あやか「急にそんなこと言われて...
ビックリしちゃって...」
知念「僕のこと男として見てくれてるってことでしょ？」
あやか「それは...ﾝｯ」
僕はそっと唇を重ねた。
.
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作者名：chikuwafam | 作成日時：2022年4月2日 17時
