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知念side
あやかいつ帰ってくるんだろ。
早く帰ってこないかなぁ〜
涼介の付き添いだって
大貴のお迎えだってすっごく嫌だし
早く帰ってきて欲しいなぁ。
ガチャ
あ!誰か帰ってきた!
知念「あやか!」
有岡「ただいま〜」
知念「え?あやかは?」
有岡「疲れて車で眠っちゃってるよ。」
知念「そ...そうなんだ。」
疲れて寝ちゃってたのか...
有岡「荷物置いたらあやかのこと起こしてくるね。」
知念「分かった。僕が部屋に荷物置いてくるから
早く行ってあげな?」
有岡「え...うん。ありがとう」
知念「僕が行ってもいいんだよ?」
有岡「...俺行ってくる!」
目が覚めた時
誰もいなかったら不安だろうし。
急に大貴から僕に変わってもビックリするだろうしね。
5分程してあやかと大貴が部屋に戻ってきた。
あやか「今戻りました。」
知念「おかえり〜♡あれ?メイク変わってる?」
あやか「あ...はい!今日急遽撮影してきたんです。」
知念「撮影...?」
有岡「今日撮ることになって
CMも写真撮影も終わって帰ってきたんだよ。」
知念「へ?」
全然ついていけないんだけど...
今日は打ち合わせに行くって
言ってたのにもう終わってる?
有岡「頑張ってきたんだよね。」
あやか「上手くできたか分からないですけど...」
知念「えーーー!!!写真とかないの?!」
あやか「んと...」
有岡「俺もってるよ?」
あやか「え?!」
知念「大貴?早く見せてよ。」
大貴はしぶしぶ
ケータイを出して画像を見せてくれた。
画像でみてもわかるくらい
すごく綺麗だ。
知念「綺麗...」
有岡「いって!」
僕は大貴の頭を叩いた。
知念「こんなに綺麗なのを独り占めしてたの?!
ほんとに信じられない!」
有岡「独り占めって(笑)涼介もだけど?」
知念「ほんと涼介も大貴も信じらんない!
あやか〜僕のお部屋行って休もう?」
あやか「あの...えっと_____」
戸惑ってるあやかの手を引いて
僕は部屋に向かった。
ムカつく。
何なんだろこの感情。
自分でもコントロールが効かない。
知念「あやか僕お茶持ってくるから座って休んでてね。」
あやか「あ...ありがとうございます」
知念「うん♡」
控えめに笑う笑顔だって本当に可愛い。
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作者名:chikuwafam | 作成日時:2022年4月2日 17時