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涼介side
カメラが止まった瞬間
パッと俺から離れるあやか。
あやか「わ___私...
ちょっと飲み物買ってきます!」
涼介「ちょっと...!」
俺の制止も届かず
あやかは真っ直ぐスタジオの外へ。
高橋「いや〜山田さんいきなりだったのに
本当にありがとうございます。」
涼介「...いえ。」
吉田「CMの映像が出来上がりましたら
私にご連絡をお願いします。
この後も打ち合わせがありましたので私はこれで...」
高橋「かしこまりました。
またご連絡をさせていただきます。」
先方の担当者が
スタジオを出たタイミングで
俺もさっき出ていったあやかを追った。
自動販売機は...っと..
涼介「あやか...」
自動販売機のところで
しゃがんでるあやかの姿が目に入った。
すぐに駆け寄って肩に手をかけると...
涼介「あやか!大丈夫か?
気分悪くなっちゃった?」
あやか「...ッ__いえ...」
涼介「...」
頬を赤らめて俺からパッと視線を逸らす。
ちょっとこれは期待してもいいの...?
涼介「あやか?ドキッとしちゃった?」
あやか「へ...?!ん...と_____」
分かりやすいほど
キョドキョドしてる姿がとても可愛くて...
俺はあやかを抱きしめた。
あやか「ちょ...涼介くん___誰か来ちゃ_____」
涼介「いいじゃん。来たって__」
あやか「ダメです...」
涼介「さっき俺にキスされると思ったんでしょ?」
あやか「い...いえ_____」
涼介「キスして欲しかった?」
あやか「何...を!...ンッ_____」
俺はあやかにそっと唇を重ねた。
涼介「もっとして欲しい?」
あやか「....ッ」
涼介「俺は...めちゃくちゃキスしたかった。」
あやか「え....」
高橋「あやかさ〜ん!最終確認して欲しいので
スタジオの方へお願いします!」
涼介「ほら。いっておいで!
俺はこのあと仕事入っちゃったから
大ちゃんが迎えに来るからさ!」
あやか「涼介くん...行っちゃうんですか...?」
涼介「...ッ_____うん。」
何その不安そうな顔...
俺だって本当はずっとここにいたいし
代わりにメンバーであっても
男を来させるなんて嫌だよ_____
さっきの顔といい...
期待しちゃうじゃん。
あやか「お仕事頑張ってくださいね。
私も頑張ります!」
涼介「うん。いっておいで。」
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作者名:chikuwafam | 作成日時:2022年4月2日 17時