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知念side
今日は僕とお泊まりの日。
仕事も休みだから何しようかなぁなんて
思いながら朝起きた。
まだ7時だけどもしかしたら
あやかが早く起きてくるかも...なんて
淡い期待を胸にリビングへ。
知念「あやかはまだかぁ。伊野ちゃんとお泊まりだったっけ...」
伊野ちゃんが
手を出さないなんて無理なんだろうなぁ...
僕だけのあやかでいて欲しいけど
今のままの関係を壊したくない。
そんなことを思いながら
新曲のデモテープを聴いて
新しいダンスをイメージしてく。
もうそろそろ新曲のダンスのリハも始まる。
少しでもあやかとの時間を大切にしたい。
だから早く覚えられるようにしないと。
知念「もう8時か...
伊野ちゃんたちまだ起きないのかな。」
薮「ん〜...知念おはよ。」
知念「おはよう。なんか眠そうだね宏太」
薮「うん。ちょっと映画見てたら眠るの遅くなっちゃって。」
知念「そっか...コーヒー出来てるから」
薮「お。まじ?ありがとう〜」
知念「どういたしまして」
そして僕は伊野ちゃんの部屋へ。
ただ起こしに行ったつもりなのに
あやかと伊野ちゃんを見てたら何だか妬けてきちゃって。
僕は伊野ちゃんを
廊下に呼び出した。
伊野尾「なーに?知念。」
知念「なーに?じゃないよ!
何なのさ!慧って!」
伊野尾「まぁいたしてる時に呼んで欲しいなぁ〜って
言ったらそのまま...(笑)」
いたしてるって...
サラッと_____
知念「あやかとの事なんだけどさ_____」
伊野尾「うん」
知念「僕本気であやかのこと...」
伊野尾「俺も本気だよ。今までの子とは違う。
本気であやかと...って思ってる。」
知念「うん」
伊野尾「みんな真剣勝負だね。(笑)」
知念「僕のこと絶対振り向かせてみせるから。」
伊野尾「頑張りなよ。俺も譲らない。」
いつもふざけてる伊野ちゃんだけど
この時はとても真剣な眼差しで
僕もこれ以上何か言うことは出来なかった。
知念「あやかも不安になっちゃうだろうから
部屋に戻ろっか。」
伊野尾「うん。」
知念「あやか!待たせちゃってごめんね。」
あやか「いえ...お話終わったんですか?」
伊野尾「うん。大丈夫だよ。」
あやか「分かりました。...私電話してきちゃいますね。」
そう言ってあやかは
部屋を出ていった。
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作者名:chikuwafam | 作成日時:2022年4月2日 17時