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あやかside






大ちゃんわざわざ
探しに来てくれたんだ...


だけど_____
話すのが怖かった...

また何か言われるんじゃないかって
そう思って私は逃げ出してしまった。










階段を降りて
エレベーターホールのある階へ行くと...








玉森「あれ?大ちゃんと宏光と一緒じゃなかったの?」


あやか「...玉森さん____」


玉森「...ちょ___え?ちょっと!大丈夫?」


あやか「...ッ____ゴメンナサイ...」


玉森「とりあえず...あっちに座って話そ?ね?」










玉森さんの顔を見たら何だか
ほっとして堪えてた涙が溢れ出した。










玉森「ここだと誰も来ないだろうから...
どうしたの?」


あやか「...いえ_____」


玉森「...なんかあった?大ちゃんもなんか様子おかしかったし_____」


あやか「...」









ここで私が話したら
またみんなに迷惑がかかる。

お仕事にも支障が出るかもしれない_____...









玉森「言いにくいなら無理して言わなくても大丈夫だよ。」


あやか「...え?」


玉森「話したくなったら話しなよ。
困ったことがあったら電話しておいで。これ。」










そう言って渡されたのは
玉森さんのケータイ番号だった。









玉森「...まぁ色々あって大変かもだけどさ_____
辛いことはずっと続かないから!」










辛いことはずっと続かない...

こんな苦しい思い_____
早くなくなって欲しい...











宏光「...ッハ____あやかちゃん..!」


あやか「北山さん...」


宏光「...心配したよ。大丈夫?」


あやか「...大丈夫です。ご心配をお掛けしてしまって...」


玉森「ってか宏光息切らしすぎ(笑)」


宏光「うっせ!(笑)」


玉森「あやかちゃん!今日は宏光に送ってもらいな?」


あやか「...っでも_____」


玉森「俺からみんなに上手くいっておくから。」









そう言って玉森さんは
手をヒラヒラ振ってリハーサル室の方へ消えていった。










宏光「...帰ろ!」


あやか「はい...」


宏光「タクシー拾って帰ろっか。10分くらいで来るみたいだね。」


あやか「ありがとうございます」











タクシーが到着するまでの間
下のロビーで待った。












宏光「...大ちゃんと話すの_____難しそう?」


あやか「...え?」


宏光「あいつはあやかちゃんのこと傷つけるようなやつじゃない。だから話せば少しでもあやかちゃんの力になると思うんだけど...」







.

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作品ジャンル:恋愛
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chikuwafam(プロフ) - ちゅっころさん コメントありがとうございます!コツコツ更新していきますので是非今後もご愛読頂けますと嬉しいです♪ (2022年2月28日 20時) (レス) @page22 id: 44c87cdc4b (このIDを非表示/違反報告)
ちゅっころ(プロフ) - 続き気になります!! (2022年2月27日 12時) (レス) @page30 id: 68b82341ab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:chikuwafam | 作成日時:2022年2月12日 22時

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