君のことをもっと教えて欲しくて 7

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宏光side






昨日よりさらに表情が暗く見える。
一体薮達は何してんだよ＿＿＿＿＿





俺があやかちゃんをここに連れてきた理由は。







宏光「おはようございます！」


藤ヶ谷「おい〜遅刻だぞ〜！」


宏光「ごめん！」


藤ヶ谷「あれ？その子...」


宏光「そうそう！この前薮達の家で会ったでしょ？あやかちゃん！」


あやか「お邪魔します...」









連れてきたところは
リハーサルなんかをするのに
借りている事務所のビル。

ここでダンスの振り付けや
ステージ構成、衣装なんかを決めていく。









宏光「あ！みんなの事紹介するね。」


藤ヶ谷「改めて藤ヶ谷太輔です。こっちから...」


玉森「玉森裕太です」


千賀「千賀健永です！」


宮田「宮田俊哉です！君めっちゃ可愛いね♪」


二階堂「こんにちは！二階堂です！」


横尾「はじめまして。横尾です。」


あやか「はじめまして。伊藤あやかです！」


千賀「あ！宏光が言ってたあやかちゃんってこの子か！」


宏光「そうそう。ちょっと見学させてあげたいんだけど」


宮田「全然！大歓迎でしょ！」








何も言わずに
いきなり連れてきちゃったけど
みんなは受け入れてくれた。









玉森「あやかちゃん！こっちに座ってな？」


あやか「ありがとうございます！」


宏光「今日はライブの振り付け合わせなんだ。良かったら見てって欲しくて♪」


あやか「ありがとうございます」









少しでも気持ちを
紛らわすことが出来たら...

って連れてきてみたんだけど
リハーサルが始まると思ってたよりも
楽しんでくれてる様子。












宏光「どう？楽しんでくれてる？」


あやか「はい！ダンスとかホントすごいです」


宏光「良かった...笑ってくれて♪」


あやか「私ちょっと飲み物買ってきます！」


宏光「俺も行こうかなぁ」


スタッフ「北山さん！ここの振り付けなんですけど...」


宏光「あ...えっと」


あやか「場所わかるので私ひとりで大丈夫です！」










そう言ってリハ室を出ていったあやかちゃん。
それから15分くらいしたけど
帰ってくる様子がなくて...










宏光「藤ヶ谷？俺ちょっと自販機の辺り見てくるわ」


藤ヶ谷「分かった」









リハーサル室から
そんなに離れていない同じフロアに
自販機がある。

あそこに買いに行ったならとっくに戻ってきてて
大丈夫なはずだけど...





自販機の辺りから話し声が聞こえてきた。













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