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伊野尾side
そう言い放って
山田は自室へ戻って行った。
伊野尾「ちょ...ちょっと待てよ山田!」
涼介「...」
伊野尾「山田って...!」
俺は山田の部屋へ。
山田はソファーにうなだれてるところだった。
伊野尾「何さっきの...」
涼介「何って...?」
伊野尾「あやかの事信じてないの?」
涼介「俺はただ...そう言う可能性もあるかなって_____」
伊野尾「...ッ_____ふざけんなよ...」
俺は気が付いたら
山田の胸ぐらに掴みかかった。
なに...信じらんないって_____
意味わかんねぇよ...
涼介「伊野ちゃん...?」
伊野尾「...山_____」
不意に名前を呼ばれて
山田の方を見ると今にも泣き出しそうな
そんな表情だった。
涼介「ゴメン_____1人にして...」
伊野尾「...わかった。」
涼介の部屋を出ると
大ちゃんが立っていた。
有岡「伊野ちゃん...山田何だって?」
伊野尾「1人にして...って_____」
有岡「...何なんだよ...」
伊野尾「あやかは大丈夫...?」
有岡「今知念と薮くんが付いてくれてる。」
伊野尾「様子見に行こっか。」
あやかの部屋の前に来ると
3人の話し声が聞こえてきた。
あやか「私やっぱり行かないです...」
知念「...どうして?また傷つけられるかもしれないんだよ?!」
あやか「...自分の記憶に...自信がなくなっちゃって_____」
薮「大丈夫だよ...。あやかは何も間違ったことしてないんだよ?俺らがついて行くから一緒に行こう?」
あやか「...うんん_____。ホントに大丈夫です...」
なんでだよ...
せっかく前を向けそうになってたじゃん...
どうしてこんなことになるの?
ガチャ
薮「伊野尾...」
伊野尾「あやか...俺に言ったよね?頑張ってみるって_____だから俺と一緒に行こうよ。ほら手出して...」
目の前に手を差し出したけど
あやかは俯いたまま。
あやか「信じてもらえないのって...こんなに苦しいんですね_____ッ...」
知念「あやか...」
有岡「涼介の言ってることなんて気にすんなよ。仕事で疲れてるだけだよきっと。」
疲れてるだけ...?
俺にはわかる。
そんな事だけじゃないって...
それがなんなのか分からないけど...
きっと何かあったんだ。
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chikuwafam(プロフ) - ちゅっころさん コメントありがとうございます!コツコツ更新していきますので是非今後もご愛読頂けますと嬉しいです♪ (2022年2月28日 20時) (レス) @page22 id: 44c87cdc4b (このIDを非表示/違反報告)
ちゅっころ(プロフ) - 続き気になります!! (2022年2月27日 12時) (レス) @page30 id: 68b82341ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:chikuwafam | 作成日時:2022年2月12日 22時