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裕翔side
山と圭人...
2人が付き添ってくれてるから
何か進展があればすぐ連絡が来るはず。
だけど一向にならない携帯。
薮「ただいま。」
裕翔「あ...おかえり！」
薮「想像以上に時間かかったわ___
みんなご飯食べたの？」
裕翔「みんなこのとおりで...」
視線をリビングのソファーに向けると
みんなぼーっとしてる。
病院から帰ってきてずっとそう。
薮「まぁ___仕方ないよな。
...ほら！明日朝会いに行くんだから早く飯食えよ！」
光「とりあえず作る気力もないだろうから
軽食買ってきたら好きなの食べて。」
侑李「あ...2人ともおかえり。」
裕翔「知念気が付かなかったの？(笑)」
侑李「きっと僕だけじゃないよ。(笑)
ほら！みんな！宏太とひかが帰ってきたよ！」
有岡「あれいつの間に。」
伊野尾「あれ〜おかえりー。」
まじで帰っきてたの
気がついてないし。(笑)
薮「とりあえず、圭人とさっき連絡したけど
まだ目は覚ましてないみたい。」
光「とにかく今は信じて待つしかない。
休める時に休もう。」
その後みんなで食事をしてその日は
就寝した。
ﾄﾝﾄﾝ
裕翔「ん...んー?はーい」
あやか「裕翔くん！おはよう！」
え?
あやかの声？
裕翔「ちょっと待って！今開けるから！」
あやか「裕翔くん___助けて...」
裕翔「ちょっと...待って！どうしたの...!!」
ﾄﾞｱを開けようとしたところで
ﾌｯと目が覚めた。
あれ...夢___。
そうだよね。あやかはまだ病院...。
ﾄﾝﾄﾝ
...!?誰...？
裕翔「はい！」
伊野尾「裕翔ごめん。俺。」
裕翔「伊野ちゃん？」
ｶﾞﾁｬ
ドアを開けると伊野ちゃんが立っていて。
伊野尾「朝早くごめん。なんか目が冴えちゃって...」
裕翔「そっか___まぁ入りなよ。」
伊野尾「なんかまだ信じられなくて___」
裕翔「それは俺も同じ気持ちだよ。
マンション...浴室を見ても信じられなくて___」
伊野尾「この不安な気持ちみんなの前で
ぶちまけたらみんなも不安になるよな...って
誰にも話せなくて___」
裕翔「だよね。あえて誰も何も言わないもんね。」
そう話す伊野ちゃんの目は終始
潤んでいて....
裕翔「ほら！これから会いに行くんだから
そんな不安な顔しないの。」
.
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作者名：chikuwafam | 作成日時：2020年5月30日 23時
