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あやかside
暗闇の中で
私に手をさし伸ばしている人....
誰....
目を覚ますと車の中で...
伊野尾「あやか!?」
あやか「慧...く..ん?」
伊野尾「良かったぁ...。どこも痛いところない？」
あやか「はい...大丈夫です。」
車の中には
慧くんの姿しか見えなくて___
辺りを見回していると...
伊野尾「2人ならあやかの友達と話してるよ。」
あやか「そうだ___私話をしてて...それで...」
伊野尾「あ...!無理して起き上がらないでね。
あやかは話してて倒れちゃったんだよ？」
あやか「すいません...」
伊野尾「だから無理して起き上がらないで
少し横になってなね。」
私、成宮さんと
なんの話しをしてたんだっけ...
たしか中学の同級生って話を聞いて...
亮...って名前を聞いて___
あやか「...ｯ」
伊野尾「...どうした!?どこか痛む?」
突然頭に衝撃が走ったような
そんな感覚を覚えた。
これ以上思い出すことを
体が拒んでいるようなそんな感じが...
あやか「少し頭が痛くて...」
伊野尾「もうそろそろ涼介達も戻ってくるから
目をつぶって休んでなね。」
あやか「はい...」
伊野尾「いいこいいこ。」
そう言って慧くんは
私の頭をポンポンしてくれている。
不思議と気持ちが落ち着いて
私は目を閉じた。
成宮さんなら何か知ってるのかな...
中学の同級生って言ってたし
何か聞いたら思い出せるのかも。
ｶﾞﾗｯ
薮「あやかは?まだ目覚まさない？」
伊野尾「ｼｰ。さっき目を覚まして
また休んでるところだから。」
涼介「良かった...」
薮「とりあえずさっきの人とは話をしたから
あとは家に戻ろうか。」
伊野尾「だね。少し休ませた方がいいだろうし...」
成宮さんと涼介くんと宏太くん...
一体なんの話をしてきたんだろう。
少し気になるけど
きっと心配して教えてくれないんだろうな...
....
いつの間にか
本当に眠ってしまっていたようで
目を開けるともうお家に着いていた。
薮「あれ...目覚めた？」
あやか「はい...」
薮「車降りられそう？」
あやか「大丈夫です！」
薮「涼介と伊野ちゃん俺
車駐車場入れてくるから先行ってて。」
涼介「りょーかい。」
伊野尾「気をつけておりてね？」
.
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作者名：chikuwafam | 作成日時：2020年5月30日 23時
