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涼介side
寄り添ってくれるだけで...か。
きっと自分の事だなんて
1mmも思ってないんだろうな。
今も昔も俺の気持ちは変わらない。
あやか「元気出たなら良かったです!」
涼介「...さぁ。次は服選ぼうかなぁ〜」
この笑顔...
もう壊させたりしない___。
ずっとずっと守っていきたい。
涼介「今日結構涼しいしなぁ...」
あやかはやっぱりワンピースって
イメージがあるんだよなぁ。
淡い色の...
あやか「決まりそうですか?」
涼介「ん〜...これ___」
クローゼットで見つけたのは、
淡いラベンダーの色のワンピース。
シフォン生地で
膝上くらいの丈の。
あやか「可愛い...」
涼介「絶対似合うと思うんだよね。」
あやか「いや...でも私___」
涼介「ぜーったい似合う。」
あやか「でも...」
涼介「大丈夫。俺外に出てるから着替えたらリビングにおいでね。」
膝上の丈に
困ってるあやかを横目に俺は部屋を出た。
いや。
だってさ。
絶対可愛いじゃん。
ガチャ
薮「涼介おかえり〜」
涼介「うん。あ!俺も手伝うよ!」
薮「サンキュ〜」
朝食の片付けと
まだ起きていないメンバーの食事を
準備していた薮ちゃんの手伝いをしていると...
あやか「あの...涼介くん...?」
リビングのドアから
顔だけ覗かせてこっちを見ているあやか。
あ...きっと恥ずかしいんだな...(笑)
薮「ん?」
涼介「薮ちゃん大丈夫(笑)着替えた服が
ちょっと恥ずかしいんだよね。(笑)」
薮「あぁ(笑)大丈夫だからこっちおいで〜」
あやか「〜ッ...でも...」
涼介「こっちに来て手伝ってくれると
俺凄く嬉しいんだけどなぁ...
そっか...俺の近くに来たくないなら仕方ないな___」
あやか「?!」
きっとこう言えば
あやかなら...(笑)
あやか「笑わないでくださいね...?」
涼介「フッ」
薮「お...」
ワンピースを着ているあやかは
めちゃくちゃ大人っぽくて、
どこかのモデルさんみたいだった。
涼介「めっちゃ似合ってるよ。」
薮「ラベンダー色かぁ〜!」
あやか「でも...やっぱり恥ずかしいから着替え....」
涼介「だーめ。」
.
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作者名:chikuwafam | 作成日時:2020年5月30日 23時