235 ページ30
あやかside
私をゆっくりと下ろすと
その隣に裕翔くんが座る。
あやか「絶対重かったですよね...」
裕翔「ﾌﾌｯ(笑)まだ言う？(笑)」
あやか「絶対重いですもん。」
裕翔「全く重くないし。それに___」
裕翔くんは私の頭を撫でると___
裕翔「2人っきりになれてラッキーだなんて...」
あやか「ｯ...」
裕翔「顔___赤いよ...」
そう言って私の顔を覗き込んでくる。
咄嗟に背中を向けたけど...
裕翔「だーめ。こっち向いて...」
あやか「む...ﾑﾘﾃﾞｽ___」
裕翔「無理じゃないでしょ？」
不意に後ろから抱きしめられて
体が硬直して動かない___
あやか「あの___近い...」
裕翔「そ？」
あやか「恥ずかしいです...」
一向に離してくれる気配がない...
ガッチリ掴まれてるし
逃げるのも厳しそう___
裕翔「ねーねー。」
あやか「...はい」
裕翔「このままここで寝ちゃダメ？」
あやか「ダメです...」
裕翔「どうしても？」
そんな___
肩に顎を乗せて甘えられても...
あやか「だめ...」
裕翔「可愛いなぁ...___
それじゃああやかからギューってして？」
あやか「...ｯ..ﾑﾘﾃﾞｽ___」
裕翔「じゃあ一緒に寝る。」
あやか「ﾀﾞﾒ...」
裕翔「じゃあ目をつぶってるから。」
裕翔くんは私から
体を離すと目をつぶって両手を広げてる。
ぎゅーなんて...
あやか「絶対...目閉じててくださいね...？」
裕翔「もちろん。」
あやか「...ｯ//」
そっと裕翔くんに
ｷﾞｭｯと抱きついた...
あやか「...ｷｬｯ」
いつの間にか裕翔くんが
私の上に馬乗りになっていて...
真っ白な天井が目に入ってきた...
裕翔「...やっぱり好き___」
あやか「...え？」
裕翔「俺はあやかが好き。」
あの...
それはどういう___
あやか「あの...」
裕翔「無理。」
あやか「まだ何も___」
裕翔「どけてほしいんでしょ？無理。」
無理って...
裕翔「困った顔も可愛いね。いじめたくなる。」
あやか「そんな___ﾝｯ」
突然重ねられる唇...
押しても男の人の力に叶う訳もなくて___
裕翔「可愛い。...ｯ」
あやか「ﾔ...ﾝ...」
離れては直ぐに重ねられる唇___
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 49人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：chikuwafam | 作成日時：2020年5月30日 23時
