君のことをもっと教えて欲しくて 18 (ページ9)

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有岡side

知念｢ありがとう
あ～早く帰ってこないかなぁ。
やっぱりあやかがいるといないだと全然
いろいろ変わるなぁ。｣

有岡｢色々って～？｣

知念｢気持ちの問題！｣

有岡｢あぁ(笑)｣

知念｢あぁじゃないよ！
大貴は一緒の仕事決まってるし
気持ち穏やかかもしれないけど僕は
気が気じゃないよ。｣

有岡｢そうだよなぁ...
だってみんな好きでしょ？｣

知念｢初めは雄也とか圭人は大丈夫かな？
って思ってたけど
雄也目を離すと危なそうだし
圭人もぞっこんだし。
ホント競争率が高すぎ。｣

有岡｢まぁ気持ち穏やかではないよね。｣

知念｢‪まぁここから忙しくなるから
その不安はなくなるけど
一緒に過ごせる時間も減るわけだし｣

有岡｢そうだね｣

手元のCDを整理しながら
パソコンの電源を入れた。

知念｢もう！大貴ちゃんと聞いてるの？！｣

有岡｢聞いてるよ(笑)｣

知念｢余裕ぶってると
今にも誰かに取られちゃうかもしれないんだからね？！｣

有岡｢それは...｣

誰のものにもならないなんて
保証確かにない。

だけどこんな話メンバー同士ですることも
なかったから改めて聞くと...
まぁ心穏やかではないよね。

知念｢明日の仕事終わったら僕は
あやかのことデートに誘うつもり。｣

有岡｢え？｣

知念｢僕の気持ちもう一度伝えたいと思ってる。｣

有岡｢そ..っか＿＿＿＿＿｣

知念｢後悔したくないからね。｣

後悔...か。
いつ誰と＿＿＿＿＿なんて保証ない。

ただ伝えることで
あやかの負担になりはしないか不安もある。

知念｢ごめんごめん。
とりあえずさ。構成もう一度確認していい？｣

有岡｢うん｣

知念｢オープニングから外周の時なんだけど
高さ出るリフターで
スタンドの方にもっと近づけないかな？｣

有岡｢たしかに。
トロッコ外周だけじゃなくて戻る時に
リフター挟んでメインステージに
戻るのもありかもね。｣

知念｢とりあえず明日スタッフも交えて
相談もあるからそこでも言ってみようか。｣

有岡｢うん。曲の流れはどう思う？｣

知念｢ちょっと聴きながら資料見ていい？｣

有岡｢もちろん。｣

知念と色々話をしながら
具体的なイメージが湧いてきて
改めてメンバーって心強いなと思った。

俺一人じゃ出なかった
アイディアも出てライブがより楽しみに感じる。

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