君のことをもっと教えて欲しくて 18

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あやかside








撮影を終えて視線をあげると
花束を持った永峰さんが立っていた。









あやか「わぁ...」


永峰「おふたりに参加頂いて
とても素敵な作品になりました。
改めてありがとうございました。」


あやか「こちらこそありがとうございます」


涼介「ありがとうございました。」


スタッフ「それでは永峰さんを囲んでワンカット
お願いします。それでは撮ります！」


永峰「ありがとうございます」


スタッフ「それでは本日の撮影以上で全て終了です！
ありがとうございました。」


あやか｢永峰さん山田さんほんとに貴重な体験を
させて頂いてありがとうございます。｣


永峰｢こちらこそ素敵な作品を作ることが出来たのは
お二人あってこそです。ありがとうございました。｣


涼介「また告知等でお世話になると思いますが
よろしくお願いします」


スタッフ「それでは主演のお二人はこの後の
スケジュールもあると伺っておりますので
控え室へご案内します。」


木村｢あやかさん。わたし事務所の方へこの後打ち合わせに
行きますので...｣


あやか｢分かりました。いつもありがとうございます。｣


木村｢何ありましたらすぐ連絡してください。｣


吉沢｢木村さん僕が付き添いますから大丈夫ですよ。｣


木村｢すいません...
急遽打ち合わせが入ってしまいまして。｣


吉沢｢お気にならさらないでください。
またご一緒の際はよろしくお願いします｣


木村｢ありがとうございます。それではお先に失礼します。｣










木村さんは足早に現場を出ていった。
私は涼介くんと吉沢さんと
ワゴンに乗り込んだ。










吉沢｢都内までなので僕が運転していきます。
おふたりはゆっくりしていてください。｣


あやか｢吉沢さんが運転されるんですか？！｣


吉沢｢その方が...ね？
明日から忙しくなるのでゆっくりしていてください｣


涼介｢ということらしいので
きっと明日からえげつないスケジュールなんだろうな。(笑)｣


吉沢「まぁ滞ってる仕事もありますので。」


涼介｢とりあえずつくまでゆっくりしてよう｣


あやか「ありがとうございます」


吉沢「飲み物も足元のバックに入ってるので
召し上がってください」


涼介｢明日って何時？｣


吉沢｢朝5時入りです。(笑)｣


涼介「は？！」


吉沢｢これでも一日で終わった分マシになったんですよ？｣


涼介「どんなブラックだよ」


吉沢「ファンのためです」











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