893 ページ38
有岡side
”非定型うつ病”
病院で言われたその言葉は
自分が思ってたよりも衝撃で。
だけどそのあと医者から伝えられた症状は
どれもここ最近の不調に当てはまるもので
自分が思ってるよりも
ストレスがかかっていたんだと認識した。
吉沢｢ありがとうございました｣
医者｢無理せずに休める時にしっかり休んでください。
それとストレスがかかるようなことは
控えるようにしてくださいね。｣
吉沢｢分かりました｣
有岡｢ありがとうございました。｣
ｶﾞﾗｯ
吉沢｢僕会計済ませてくるので
先に車の方へ行っていてください。｣
有岡｢ありがとう｣
駐車場に向かって
車に乗り込みスマホを確認すると
みんなからのメッセージ。
”終わったら連絡ちょうだい。大丈夫？”
有岡｢こうなったら隠しきれないだろうし...｣
俺は連絡先から
薮くんの名前を選んでコールした。
”薮｢大ちゃん大丈夫なの？｣
有岡｢うん。病院さっき終わって今車で待ってるところ。｣
薮｢どうだったの？｣
有岡｢いやぁ。聞いてよ薮ちゃん。
俺非定型うつ病って病気って言われちゃってさ。｣
薮｢え？｣
有岡｢なんか最近調子悪いなと思ってたの
全部この症状だったみたい。笑えるよね。｣
薮｢まじ...か。｣
有岡｢いやでも。仕事休むとかそういうんじゃないから。
通院もそんな何回もある訳じゃないみたいだしさ。｣
薮｢とりあえず...
帰ってきてからみんなで話そうか。｣
有岡｢もうみんな帰ってきてるの？｣
薮｢山田とあやか以外はね。｣
有岡｢そっか。あのさ。｣
薮｢ん？｣
有岡｢あやかには言わないでほしいんだよね。｣
薮｢うん｣
有岡｢きっと心配するから。
まだ前のことだって落ち着いてないから
余計な心配かけたくない。｣
薮｢分かった。｣
有岡｢あ。吉沢戻ってきたからまた後でね。｣
薮｢うん。気をつけて帰ってきてね。｣
有岡｢じゃあまたあとで。｣”
あやかが知ったらきっと...
自分のことよりも心配しちゃうんだろうな。
だからあやかには知らないでいて欲しい。
いつもみたいに笑ってて欲しい。
吉沢｢おまたせしました。｣
有岡｢うんん。ありがとう。｣
吉沢｢次回の受診の予約取ってきました。
スケジュール調整しておきます。
恐らく映画の撮影期間に被るかもしれないです。｣
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 36人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あきな(プロフ) - また危険な匂いがします!!!でも嫌いじゃないですw← 今後の展開も楽しみにしてます!!無理せずマイペースでお願いします! (11月29日 16時) (
レス) @page2 id: aec1c9e23c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：macaron | 作成日時：2023年11月26日 12時
