君のことをもっと教えて欲しくて 18 (ページ35)

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涼介side

涼介｢まぁでも今の大ちゃんの感じで
先輩にこれ以上ちゃちゃ入れられるのは
しんどいから...頼むよ。｣

吉沢｢かしこまりました｣

涼介｢ツアー完走できるといいけど。｣

吉沢｢仕事の調整も先程行いましたので
できる限り負担は減らしていくつもりです。
僕にその音源預けて貰えませんか？｣

涼介｢吉沢に？｣

吉沢｢ちょっとあちらのマネージャーに
忠告しようかなと思います。｣

そういってニコッと笑う吉沢の
顔はめちゃくちゃ怖かった。

忠告って...
要は脅すってことなんだろうけど。

涼介｢分かった。｣

吉沢｢悪いようにはしませんので。
こちら側の問題はすぐ解決できそうですけど
浅井さん側が気になりますね。
浅井さんが出てらっしゃる作品の役に
大貴はどうかとオファーがありました。｣

涼介｢あぁ..そんなことも言ってたな｣

吉沢｢お断りしましたよ。
スケジュールの都合がつかないと。｣

涼介｢うん｣

吉沢｢浅井さんからの強い要望もあり
出番も増やすと打診されましたが
今の状況で出させるのは得策とは思えませんからね。｣

涼介｢そうだね。ひとまずこれ以上好き勝手させるわけに
いかないから。何とかしないと。｣

吉沢｢明日にでも現場が近くなので
マネージャーには声をかけて話しておきます。
話が終わったら共有します。｣

涼介｢分かった｣

吉沢｢もう遅いですから。送ります。
帰りましょう。｣

涼介｢え。いいってタクシーで帰るから。｣

吉沢｢ダメです。この時間タクシー時間かかりそうですから。｣

涼介｢お願いします｣

吉沢に連れられて駐車場へ。

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ
着信者:伊藤あやか

涼介｢え...｣

吉沢｢お。早く出た方がいいですよ(笑)｣

涼介｢おま...｣

吉沢｢はい乗ってください。車出しますからね。｣

”涼介｢もしもし｣

あやか｢涼介くんお疲れ様です。
今大丈夫ですか？｣

涼介｢うん。どうかした？｣

あやか｢私もさっき取材も終わって帰るところなんですが
コンビニに美味しそうなスイーツ見つけて。
シフォンケーキなんですけどチョコとクリーム
どっちがいいですか？｣

涼介｢ん～チョコかなぁ？｣

あやか｢分かりました。皆さんにも聞いたので
これ買って帰りますね。
気をつけて帰ってきてください。｣

涼介｢てかコンビニって1人？｣

あやか｢マネージャーさんが車にいます。
家から近いところなので大丈夫です。｣”

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