君のことをもっと教えて欲しくて 18

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あやかside









侑李｢全然。眠れそう？｣


あやか｢はい。お陰様で眠れそうです。｣


侑李｢良かったよ。｣


あやか｢ほんとにありがとうございます。
明日朝早いって言ってたのでゆっくり休んでください。｣


侑李｢うん。大丈夫だよ。｣


あやか｢それじゃあ失礼します｣


侑李｢あやか！眠る時これ枕元に置いてみて？｣


あやか｢これって...｣











侑李くんに渡されたのは
ガラスの入れ物に入ったキャンドル。











侑李｢寝る時枕元でつけてみてよ。
アロマキャンドル。ほんといい匂いだから
きっと落ち着いて眠れると思うよ。｣


あやか｢ありがとうございます｣


侑李｢眠たくなったらちゃんと消すんだよ？｣


あやか｢はい！｣


侑李｢それじゃあおやすみ｣


あやか｢おやすみなさい｣










ｶﾞﾁｬ

侑李くんのお部屋を出て
自分の部屋に行くと...












伊野尾｢あやか｣


あやか｢あれ...慧くん。｣


伊野尾｢部屋来てみたらいなかったから。
どうしたの？｣


あやか｢あ...侑李くんとお話してて。｣


伊野尾｢そっかそっか。大丈夫？｣


あやか｢へ...｣


伊野尾｢なんか不安そうな顔してたから｣


あやか｢はい...
ちょっと気持ち不安定になってたんですけど
お話してスッキリしました｣


伊野尾｢おいで？｣











そう言って両手を広げる慧くん。
え...？











伊野尾｢人間のストレスって抱きしめられると
何パーセントか軽減されるんだよ？｣


あやか｢でも...｣


伊野尾｢ほら。｣










慧くんはそう言って私を抱きしめた。










伊野尾｢大丈夫だからね。
辛いことがあったらなんでも言ってよ。｣


あやか｢ありがとうございます｣


伊野尾｢なんかいい匂いする。｣


あやか｢あ...侑李くんにアロマキャンドル
貸していただいて。｣


伊野尾｢知念のかぁ。なんかヤダな(笑)｣


あやか｢...えっと＿＿＿＿＿｣


伊野尾｢まぁいいけど。眠れないなら俺のところで寝る？｣


あやか｢いえ...大丈夫です...！｣


伊野尾｢振られた。｣


あやか｢そんなこと...｣


伊野尾｢ﾌﾌｯ冗談冗談。
眠れそうなら良かったよ。｣


あやか｢あれ...慧くんそう言えばお話あったんじゃ？｣


伊野尾｢うんん。心配で会いに来ただけだから
明日もお仕事あるだろうしゆっくり休みなよ。｣


あやか｢ありがとうございます｣


伊野尾｢それじゃあおやすみ...あと｣









ﾁｭ＿＿＿＿＿
優しく重なるだけのｷｽ...









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