君のことをもっと教えて欲しくて 17

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あやかside




永峰さんとの打ち合わせも終わり
次の予定まで30分ほど
木村さんと撮影についての話し合い。



木村｢まさか何も指定がないなんて
思いませんでしたね｣


あやか｢はい...なので永峰さんの曲から色々
インスピレーションを貰って考えようかなと思っていました｣


木村｢そうですね。曲自体はすごく爽やかな
イメージですけど歌詞は少し悲しげなところもありますね。｣


あやか｢もう一度会えたら...｣







自分が銀河鉄道の夜の主人公だったら？
もう二度と会えないはずの人に
また会うことが出来たならどう思うんだろうか。

やっぱり泣いちゃうのかな...





木村｢私だったら泣いちゃうな...｣


あやか｢そうですよね。｣


木村｢だって二度と会えない人が
突然目の前に現れたらきっと言葉も出なくなって
泣きすがっちゃうと思います。｣






きっと私もそう。
涙は止まらなくなるんだろうな...

主人公が再開するのは
”大切な人”家族、友人...恋人。
そんな大切な人を失う悲しみを知ってるからこそ
また失ってしまうのが怖くて
泣いてしまうんじゃないだろうか。


あれから涼介くんは予定よりも少し早く退院した。
あんなことがあったからこそ...
重ねてしまう＿＿






あやか｢あとはお相手ですよね。｣


木村｢そうですね。相手にも何か考えてることが
あるだろうし。決まり次第すぐ連絡を貰えるそうなので
決まったら直ぐに顔合わせ進めていきましょう。｣


あやか｢ありがとうございます｣




ﾄﾝﾄﾝ

スタッフ｢スタジオの準備が出来ましたので
移動をお願いします！｣


あやか｢はい！｣


木村｢さて...1度雑誌の撮影が挟んで
そこからインタビューになります。
その撮影の進み次第でスケジュール調整を
していきますのでよろしくお願いします。｣


あやか｢分かりました！よろしくお願いします！｣


木村｢今回の雑誌の撮影のインタビューは
恋愛の内容もあるみたいなので
私もすごく楽しみです(笑)｣


あやか｢楽しみですか？(笑)｣


木村｢私あやかさんのファンですから！(笑)
その辺すごく気になるじゃないですか？｣


あやか｢そういうもんなんですかね？(笑)｣


木村｢そういうものですよ(笑)
さぁスタジオ行きましょうか！｣



スタジオに移動して
色んな衣装やメイクに変わって撮影が進んでいく。

カメラのフラッシュにも慣れてきた。
前は眩しくて目を瞑ってしまうことが多かったけど





カメラマン｢はい！OKです！｣


あやか｢ありがとうございます！｣

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