君のことをもっと教えて欲しくて 17

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あやかside









あやか｢こちらこそ今回はお声かけ頂いて
ありがとうございます。｣


永峰｢新曲の”Lost”は
もう会えないはずの恋人にもう一度会えたら...
というコンセプトに仕上げた
バラードになっています。｣


木村｢もう一度会えたら...｣


永峰｢別れって色々あると思うんです。
受け取る人によって様々だと思うんですが
今回は”銀河鉄道の夜に”というお話から
インスピレーションを貰って書いたナンバーなんです。｣


あやか｢あ...小説の｣


永峰｢はい！僕自身がアーティスト活動を
始める前に小説家を目指してた時期があって...
曲を書く時に色んな小説を参考にしている
ことが多いんです。｣


木村｢そうなんですね。｣


永峰｢もう撮影が始まるというのに
なかなかピンとくる役者さんに出会えなくて...
初めてあやかさんをテレビのCMで
見かけた時に絶対お願いしたいって思っていました。｣


あやか｢ありがとうございます｣


永峰｢落ちサビのところで
今回は草原で僕がギターを弾いて歌っていて
そこに朝日に照らされて
もしもう会えないはずの恋人が目の前に
現れたらっていう設定で
やっていきたいなと思います。｣

木村｢なるほど...｣


永峰｢このもう会えないはずのって言うのは
別れた恋人なのか...
それとももう二度と会えない別れなのか
それはあやかさんにおまかせしようと思っています。｣


あやか｢実際の銀河鉄道の夜だと主人公の友人は
亡 くなってしまうんですよね｣


永峰｢はい。今回はその夜が明けた朝方。
その恋人が目の前に現れた時の
感情だったり...セリフまで
全て指定無しでお願いしたいんです。｣


あやか｢なるほど...｣


永峰｢相手方は僕のマネージャーが
オファーをかけに行っています。
それでOKですが出たら顔合わせを3人で
させて頂いて進められればと思っています｣


木村｢ある程度永峰さんの方でこうしたいとか
希望はない感じなんでしょうか？｣


永峰｢そうですね...
銀河鉄道の夜って有名な話だと思うんですけど
この話も人によって受け取り方は
様々だと思うんです。
僕にはぼくの受け取り方がありますが、
僕はあやかさんの思う銀河鉄道の夜の
アフターストーリーを感じてみたいです。｣


あやか｢分かりました。
精一杯努めさせていただきます。｣


永峰｢ワガママな申し立てで申し訳ありません。
撮影も朝結構早くなりますが
何卒よろしくお願いします。｣


あやか｢分かりました！
よろしくお願いします｣










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