君のことをもっと教えて欲しくて 17

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涼介side









あやかをスタッフに任せて
部屋を出ると吉沢が挨拶を終えてちょうど来たところで。









吉沢｢お疲れ様です｣


涼介｢お疲れ｣


吉沢｢1発OKさすがです。
永峰さんも喜んでいらっしゃいました。
あやかさん大丈夫そうですか？｣


涼介｢今手当してもらってる。
ただ少し赤くなってそうだから気をつけた方がいいかも。｣


吉沢｢マネージャーさんまだ現場にいらっしゃるので
スケジュールの調整含めお伝えしてします。｣


涼介｢ありがとう｣


吉沢｢昨日楽しんでもらえましたか？(笑)｣


涼介｢昨日？｣


吉沢｢2人で星見に行かれたんでしょ？｣


涼介｢おま...｣


吉沢｢僕の配慮で隣になったんですから
仕事もしっかりお願いしますよ。｣


涼介｢分かってるよ。｣


吉沢｢今日の夕方にはここを出れると思いますので
明日以降のスケジュールも調整しておきます。｣


涼介｢わかった｣


吉沢｢それでは1度失礼します｣










吉沢はそのまま現場に戻って行った。











あやか｢山田さん！｣


涼介｢あれもう終わりましたか？｣


あやか｢はい。軽い捻挫ぽいです。
ここまで連れてきていただいてありがとうございます｣


スタッフ｢お大事になさってください｣


あやか｢ありがとうございます｣


涼介｢部屋まで付き添います。｣


あやか｢ありがとうございます｣











ちょうどチェックアウトの人も落ち着いた
時間帯からかホテルの中はとても静かで。

誰にも遭遇することなく部屋の前に。











涼介｢少し話さない？｣


あやか｢はい｣


涼介｢あやかの方の部屋でもいい？｣


あやか｢大丈夫です。カードキー...｣


涼介｢パスケースの中？｣


あやか｢あ...そうでした(笑)｣


涼介｢あやかちょっと抜けてるところあるよね(笑)｣


あやか｢おっちこょこちょいってよく言われます(笑)｣


涼介｢そんな所も可愛いけど。
あったね。入ろっか。｣


あやか｢...ｯはい｣











ｶﾞﾁｬ...




あやか｢涼介くんアウター掛けておきますか？｣


涼介｢俺がやっておくからソファー座ってな？｣


あやか｢ありがとうございます｣


涼介｢まだ痛む？｣


あやか｢湿布していただいてテーピングも
してるので大丈夫です。｣


涼介｢何か困ったことあったら言ってね？｣


あやか｢ありがとうございます｣


涼介｢今日で撮影終わりかぁ...
天気とか悪かったらもう少し2人で過ごせたのにね。｣


あやか｢あっという間でしたね。｣







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