君のことをもっと教えて欲しくて 17

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あやかside









後ろに立つスタッフさんも
続けてと合図を出してる。











あやか｢また会えるなんて...｣


涼介｢いきなり...居なくなってごめん。｣


あやか｢ずっと会いたかった＿＿＿＿＿｣











抱きしめられる腕の強さが
強くなる。











涼介｢俺も会いたかったよ...｣


あやか｢うん...｣


涼介｢さぁ立って。汚れちゃうから。｣


あやか｢どうして...｣


涼介｢ずっと心配だった。
それに急にいなくなったこと...
謝りたかったんだ。ごめん。｣


あやか｢うんん...｣


涼介｢これからもずっと見守ってるから。｣


あやか｢カンパネルラ...？｣


涼介｢もう時間なんだ＿＿＿＿＿｣










そう言って握っていた手を離して
私に背を向け歩き出す。

最後のシーン...
私なら...ジョバンニなら＿＿＿＿＿












あやか｢カンパネルラ！｣


涼介｢...ｯ｣











振り返ったカンパネルラに
私は精一杯の笑顔で両手を振った。












あやか｢また会えて嬉しかった！
私...心配かけないように...
前を向いて歩いていくから！｣


涼介｢うん...｣


あやか｢もう！泣かないで！カンパネルラ...
私の心はずっとあなたと一緒。｣


涼介｢ジョバンニ...＿＿＿＿＿
愛してるよ｣


あやか｢...ｯ｣


涼介｢ﾌｯ＿＿＿＿＿また会えるの楽しみにしてるから｣











そう言ってカンパネルラは
私に背を向けて歩きだす。

またいつか...会えるよね＿＿＿＿＿











あやか｢カンパネルラ...
行かないでほしいよ＿＿＿＿＿...
大好きだよ...｣










もう会えないカンパネルラへの想い。
心配を掛けたくない想い。

そんな気持ちが錯綜する。
気がついたら私はボロボロと泣いていた。














スタッフ｢カットー！｣


木村｢あやかさんお疲れ様です。
もう...見てて私も泣いちゃいました｣


あやか｢へ...木村さん？！｣


木村｢スタッフさんも泣いてる人もいますよ。
ほんとに感動しちゃって...｣


涼介｢お疲れ様です。
ジョバンニとっても魅力的でした。｣


あやか｢ありがとうございます｣


永峰｢おふたりとも素晴らしい作品になりそうです。
本当に今日はありがとうございます。
僕コード飛ばしそうになりましたよ。(笑)｣


涼介｢あやかさんでほんとに良かったです。
...ただ。｣


あやか｢へ...？｣


涼介｢医務室行きましょうか。｣









突然涼介くんに
お姫様抱っこをされて...











木村｢山田さん？！｣








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