君のことをもっと教えて欲しくて 17

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あやかside









ヘアメイクも終わり
撮影する現場へと移動した。









スタッフ｢おはようございます｣


あやか｢おはようございます｣


涼介｢おはようございます！｣


スタッフ｢山田さんと伊藤さん入られました！
永峰さんも間もなく到着されます。
お時間の都合ありますのでスタンバイをお願いします。｣


あやか｢もう...？｣


涼介｢もうすぐですね。
緊張すると思いますが頑張りましょう！｣


あやか｢はい...！｣


永峰｢おはようございます｣


涼介｢おはようございます。
今日はよろしくお願いします｣


あやか｢よろしくお願いします｣


永峰｢いいお天気になりそうですね。
最高の撮影にしましょう。｣


スタッフ｢皆さん立ち位置にご案内します。｣











草原は朝日に照らされて
キラキラと幻想的な雰囲気。













あやか｢綺麗...｣


永峰｢朝日がもう少し高い位置にくると
もっとキラキラ輝きますよ。｣


あやか｢ほんと綺麗です...｣


永峰｢今日はよろしくお願いします｣


涼介｢最高の作品にしましょう。｣










立ち位置に案内していただいて
カメラの位置の最終確認。

曲がBGMで流れていて
雰囲気も合っていてとても素敵...











スタッフ｢間もなく本番入ります！｣


永峰｢皆さん本日はお集まり頂きありがとうございます！
最高の作品にしましょう！よろしくお願いします！｣


スタッフ｢それでは本番入ります！
3...2...1｣











カチンコの音が鳴り響き
曲が流れ始めた。











私が...
もう二度と会うことが出来ない人に会えたら...

朝日に照らされた草原を
進んでいくと目の前には大好きな人の後ろ姿...













あやか｢カンパネルラ...？｣










ゆっくりと後ろを振り返った
その姿は...
私の大切な人＿＿＿＿＿...

溢れ出てくる涙...










涼介｢ジョバンニ...！｣


あやか｢カンパネルラ...｣











私はカンパネルラに
駆け寄って...











あやか｢ｷｬｯ＿＿＿＿＿｣


涼介｢危ない...！｣












朝露でハイヒールが滑ってしまい
私は前に倒れ込んだ...

私ここでなんてことを...
時間的にNGなんて...出せないのに＿＿＿＿＿










ｷﾞｭｯ＿＿＿＿＿

その瞬間私は優しい香りに包まれた。
涼介くん...？










涼介｢ほんとおっちょこちょい...(笑)｣


あやか｢...ｯ｣








涼介くんはそっと耳元で続けて...？と囁いた。









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