君のことをもっと教えて欲しくて 17

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あやかside










ホテルの部屋に戻って
湯船にお湯をはる。

もう夜遅いけど...
明日早くから撮影だし少しでも浸かっておきたい。












あやか｢涼介くんからLINE...｣








”涼介｢おやすみ。｣”
そのメッセージの後に続いくスタンプ。

猫がコロコロ転がってるスタンプで。








あやか｢ﾌﾌｯスタンプ...｣







”あやか｢おやすみなさい。
スタンプ可愛いですね。｣


涼介｢なんかあやかに似てない？(笑)｣


あやか｢そうですか？(笑)｣


涼介｢可愛くて癒されるところ。｣


あやか｢ありがとうございます(笑)｣


涼介｢早く寝なよ〜｣


あやか｢はい！明日よろしくお願いします｣


涼介｢うん。それじゃあおやすみ。｣


あやか｢おやすみなさい｣”











入浴を手早く済ませてベットにはいる。
明日の撮影緊張するな...












あやか｢頑張ろう。｣











そう思って目を閉じた。
ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ...











あやか｢ん...｣










目が覚めてカーテンを開けると
まだ当たりは薄ら暗くて。

手早くスキンケアを済ませて
すぐ出られるように着替えを済ませた。










部屋の扉を開けると
ちょうど涼介くんも出てきたところで。










涼介｢おはようございます｣


あやか｢おはようございます｣










？｢あれ山田くん？｣










パッと声がした方へ振り返ると
20代の女性がキャリーケースを抱えて
立っていた。










女性｢え...ほんもの?!
私ずっとファンで...｣


涼介｢ありがとうございます。｣


女性｢伊藤あやかちゃん？あ...すいません！
お仕事でしたか...？｣


涼介｢えぇ。これから発表になるお仕事なので
詳細はお伝えできないのですが
楽しみにしていてください。｣


女性｢すごく楽しみにしてます！｣


涼介｢ここで会ったことは
まだ内緒にしておいていただけますか？｣


女性｢もちろんです！お仕事頑張ってください
美男美女...ほんとあやかちゃんも可愛い...
お忙しいところご対応ありがとうございます！
それでは...｣


あやか｢ありがとうございます｣


涼介｢ありがとうございます。お気をつけて｣


女性｢ひ...！失礼します｣










女性は足早に去っていった。










涼介｢俺なんかした？｣


あやか｢あ...それは涼介くんの最後の笑顔なのかと...｣


涼介｢へ。｣









涼介くんは不思議そうな顔してたけど
きっとそうだろうなぁ...






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