君のことをもっと教えて欲しくて 17

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涼介side







最近ほんと余裕なくて
あやかが他の人の物になっちゃうんじゃないかって...









あやか｢ゆっくり話せて私も嬉しいです。｣


涼介｢いつもゆっくり話せないしね(笑)｣


あやか｢ﾌﾌｯ｣


涼介｢俺もっと話したいなって
思ってるのに大体大貴か知念に邪魔されてさ。(笑)
今度またご飯でも行こうよ。｣


あやか｢はい！もちろんです。｣


涼介｢今度はイタリアン行こうよ。
美味しいお店あるんだよね。｣


あやか｢イタリアン！いいですね。｣


涼介｢この撮影落ち着いたら！｣


あやか｢はい！｣


涼介｢約束。｣










そう言って差し出した
小指にあやかが少し微笑みながら
自分の小指を絡めてくれた。












あやか｢約束。｣


涼介｢明日も早いしそろそろ戻る？｣


あやか｢そうですね。｣


涼介｢こんなに澄んだ空だし天気は大丈夫そうだね。｣


あやか｢いい撮影になりますように｣


涼介｢可愛い｣


あやか｢...ｯ｣


涼介｢ごめんごめん。行こっか？｣











両手を併せて
祈る仕草をするあやかが可愛らしくて
思わず言葉に出てしまってたけど...

何だか恥ずかしくなって。
あやかの手を引いて展望台を出た。












あやか｢連れてきていただいてありがとうございます｣


涼介｢こちらこそありがとう｣


あやか｢明日もよろしくお願いします｣


涼介｢朝もめちゃくちゃ早いし
もう数時間しか寝れないと思うと。(笑)｣


あやか｢たしかに(笑)｣


涼介｢女の子はスキンケアとかあるし
眠るまでも大変そうだよね。｣


あやか｢そうですね。
でも涼介くんも凄く肌綺麗です。｣


涼介｢ありがとう(笑)でも俺化粧水しかしてないよ(笑)｣


あやか｢え？！｣


涼介｢色々聞かれるんだけど
化粧水しかマジでやってないんだよなぁ。｣


あやか｢それはずるいです！｣


涼介｢ﾌﾊｯずるいって(笑)｣


あやか｢涼介くん帰ってくるの遅い時もあるけど
あんまり肌荒れとかもしないし
ほんと綺麗だなぁって思ってたんです。｣


涼介｢俺のことそんなに見てくれてたの？｣


あやか｢...ｯ｣


涼介｢ごめんごめん(笑)
でもそう言って貰えて嬉しいよ。｣


あやか｢なんか自信を失いそうなので
半身浴頑張ります。(笑)｣


涼介｢のぼせちゃわないように
気をつけるんだよ？｣


あやか｢ありがとうございます。｣


涼介｢よし。到着。
俺鍵返してから行くから先に部屋行ってな？｣


あやか｢ありがとうございます！
涼介くんおやすみなさい！｣


涼介｢うん。おやすみ。｣




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