君のことをもっと教えて欲しくて 17

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涼介side








永峰隼人...
その独特の世界観からティーン世代
中心に爆発的な人気を誇るアーティスト。

音楽番組でもちょこちょこ顔を
合わせて挨拶をするくらいの関係だった。
まさかこんな巡り合わせがあるなんて。












薮｢まぁでも嬉しいね。
今人気のアーティストとコラボなんて。
それに山田は早速あやかと単独共演してるし。｣


有岡｢ほんとだぞ！
初めての共演は俺が良かったのに！｣


涼介｢まぁまぁ。仕事だからね。｣


伊野尾｢うわ！仕事だからマウントだこれは！｣


光｢でも楽しみだよね。
番組では共演してるけどさ俺ら。
実際演技を噛ませて共演するって初めてなわけじゃん？｣


圭人｢うん。すごく楽しみ。｣


あやか｢緊張しますが...頑張ります！｣


涼介｢よろしくね。｣


あやか｢はい！｣











ﾌﾟﾙﾙﾙ...
着信者:吉沢






涼介｢吉沢からだ。電話でてくるね。｣


薮｢はいよ〜｣


”涼介｢はい｣


吉沢｢お疲れ様です。今頃盛り上がってたとこ？(笑)｣


涼介｢おま...｣


吉沢｢まぁまぁ。(笑)その件の話なんだけど。
先方とスケジュールの兼ね合いで直接話せるタイミングが
明日しかなくて。明日の夕方顔合わせすることになったから。
基本的に本がないアドリブのみの撮影になるので
お相手の方とはそこで打ち合わせして欲しいとの事です。｣


涼介｢てかやっぱり本無しなんだ｣


吉沢｢今話題の女優さんとジャニーズの演技派の
涼介の演技のぶつかり合いが楽しみだと申していましたよ。
お相手の方のスケジュールは明日その打ち合わせが
最後との事なので2人でゆっくり話せるかもね。｣


涼介｢はぁ...ねぇ。
ちょこちょこそうやって刺してくるのやめてよ(笑)｣


吉沢｢くれぐれも関係が露見することがないように！
僕から言えるのはそれだけです。
人を好きな気持ちなんて我慢することもないと思いますしね。｣


涼介｢はいはい。｣


吉沢｢それではグループの撮影終了後に
涼介は俺が送迎しますので。｣


涼介｢分かった。よろしくお願いします。｣


吉沢｢それじゃあ夜遅くに失礼しました。｣”











ﾂｰﾂｰ

涼介｢ほんとこいつは...｣









まぁ...
色々頼りになるし
プライベートでも世話になってるから
何も言えないけど。

明日の打ち合わせ楽しみだな。
もし自分が消えてもう一度大切な人に会えたら。
俺だったら...そのまま抱きしめちまうよな...











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