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一方的に別れを告げただけでは
別れたって言えないのかもしれない....
私が...
私が亮の求めているような人間になれば...
もう暴力なんてされない....
今日会ったばかりの人を巻き込んではいけない...
薮「本当に....彼氏なの...?」
あやか「彼....氏で...す....」
足が震える...
薮「どうしてそんなに辛そうなの..?」
亮「いやいやいや、見てわかんねーの?辛くなんてねーよ。久しぶりの再開なんだから部外者は引っ込んでろよ」
薮「お前本当に彼女のこと好きなの?」
亮「好きに決まってるだろ。急に目の前から居なくなられて俺がどれだけあやかの事を探したと思ってるんだよ。」
薮「急に居なくなった理由..何にも思い当たらないわけ?」
亮「理由なんてあるかよ。こいつのワガママだろ。半年も探したんだぞ。」
薮「理由もなしに居なくなったりなんてしないだろ。」
亮「こいつが俺のこと裏切った。ただそれだけだろ。昔っからそうなんだよ。誰彼構わず媚びて、男に寄っていく最低な女何だよ。」
そう言って亮は高笑いを始める...
薮「何がおかしいんだよ...昔何があったのか俺は分からないけど、今あやかは嫌がっているだろ。離せよ。」
離せ、と言われて肩に回されている腕に力が
入るのがわかった。痛い....
亮「嫌がってないだろ。(笑)いい加減なこと言うなよ(笑)こいつは強引にされるのが好きなんだよ(笑)ほら..」
ロングヘアの髪をかきあげ私の首に顔を近ずけてくる...
あやか「亮...何して......キャッ...」
首元を不意に舌でなぞられる
亮「ほら喜んでんだろーが(笑)ハハハッ..」
あやか「やめ......て....」
震える声を精一杯振り絞って伝える...
亮「やめて?(笑)もっとして下さいの間違いだろ(笑)」
そう言って亮はずっと首筋に舌を這わせてくる...
あやか「イヤ........」
薮「お前いい加減にしろよ...」
薮くんが亮に掴みかかる,
亮「あ...お前もしかしてこいつの新しい男?(笑)」
薮「は?」
亮「新しい男連れてたのかよ(笑)ホントに最低だな。半年前もそうだよな?あれも別な男だったっけ....」
あやか「この人は関係ない...!」
亮「まぁいいや...。明日また会いに来るからな。せいぜいお別れでも今日はしておけよ」
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作者名:macaron | 作成日時:2020年1月1日 16時