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..









どのくらい走ったかな..




過去のことを聞かれたくない...
思い出したくない....






???「あやか!!」







誰...??





後ろを振り向くと






薮「みんな探してるよ?戻ろっか?」








あやか「私皆さんに失礼なことを...」







薮「どうして?」






どうしては私のセリフだよ....
そんな優しい笑顔...
向けられたことなんてない....







あやか「どうして..初めて会ったばかりの私にそんなに優しくしてくれるんですか...」







薮「ん〜...初めてじゃない。からかな?(笑)」







あやか「へ...?」







初めてじゃないってどういう....








薮「まぁ...いろいろ話したい事もあるから、だから今日はみんなで一緒に帰ろ?」









あやか「あ...の!私と会ったことがあるって事ですか?」








薮「俺は初めてだよ!(笑)まぁ細かくはあとでみんなで...ね?」







あやか「私....話したくないこと....あるから...だからみんなと帰れないです....」





−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

薮side





こんなに涙溜めて...
きっと辛いことがあったんだろうな.....







倒れた時
ずっと名前を呟いてた....
亮...






何があったのか聞いて相談乗れる事は
乗ってやりたいけど...





この感じだと話してくれないよな.....








薮「みんなで帰るの嫌なら俺と帰ろっか?」








あやか「え....」








薮「さぁ帰るよ〜」




私の手を引いて歩き出す薮くん。








あやか「あの...!!みんなのこと置いてきて大丈夫なんですか...?」








薮「まぁどうにかなるっしょ(笑)」








そんなに心配そうな顔してこっち見られても
1人で帰す方が心配だよ。







薮「車持ってくるからここで待っててね?」






あやか「分かりました。」






薮「お待たせ!さぁ行こうか?」






車のドアを開けて助手席に誘導すると..





あやか「助手席.....」





助手席が嫌なのか..?





薮「後ろに座ろっか?」






あやか「すいません...後ろに乗ります...」






薮「もちろん!さぁどうぞ!自宅の場所聞いてもいい?」






あやか「○○駅の裏のマンションです」







薮「1人で住んでるの?」







あやか「はい...」








薮「高校生なのに1人暮らしって凄いね。俺家事とか出来ないからさ(笑)」









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作品ジャンル:恋愛
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作者名:macaron | 作成日時:2020年1月1日 16時

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