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あやかside
あやか「ん...」
あれ...
私どうして...
薮「あ...目覚めた？体の調子はどう？」
あやか「あ...れ...薮くん？」
薮「ここは伊野尾の部屋だよ？」
伊野尾くん...の部屋...
あれ...私...
あやか「伊野尾くんは...」
薮「伊野尾はキッチンかな？今日は仕事があるから朝食取ってると思うよ？」
あやか「伊野尾くんにお礼...言わなきゃ...」
薮「それなら大丈夫。お礼なんていいから笑った顔見せて安心させてあげて？」
あやか「笑った顔...」
薮「そう。笑った顔。それだけで充分だから。」
あやか「分かり..ました！」
薮「あやかも朝食食べるよね？俺ここに持ってくるから待ってて？」
あやか「あの...！今何時ですか？」
薮「んっと...今は9時！」
あやか「�睫擇�ん...との約束の準備しなきゃ...」
薮「そしたら先に着替えちゃおうか？俺一旦出るから終わる頃に来るね」
あやか「ありがとうございます..！」
薮「それじゃあ一旦リビング行ってくるね。」
ｶﾞﾁｬ...
伊野尾くんの部屋...
昨日はあまりよく見てなかったけど
きちんと整理整頓されていて
スッキリしてる部屋だな...
それにアロマがたいてあって
すごくいい香り。
マリン系？かな...
服まで借りちゃったからちゃんとお礼したいな...
伊野尾くんに借りた服を着て
鏡の前に立ってみる。
普段こんな服装しないから
大丈夫かなぁ...と不安になる。
ﾄﾝﾄﾝ
あやか「はい！」
薮「俺だけど。入っても大丈夫かな？」
薮くんって優しくて
本当に紳士的な人だな...
あやか「大丈夫です！」
ｶﾞﾁｬ...
薮「おっ！服着替えたんだね。大人っぽくて似合ってるよ。」
あやか「あ..ありがとうございます！」
薮「じゃあ食事にしよっか。」
そう言ってテーブルの上に置かれる食事。
フレンチトーストとサラダとスープ。
あやか「いただきます」
ん...
めちゃくちゃおいしい！
あやか「すごく美味しいです！」
薮「よかった〜。って言っても涼介が作ったんだけどね。(笑)」
あやか「そうなんですね。涼介くんすごいですね。」
薮「俺すっごく料理作るの苦手だから本当にすごいと思う(笑)」
そう言って薮くんは
クシャッと笑っていた。
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作者名：macaron | 作成日時：2020年1月1日 16時
