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自宅がバレる度に繰り返す引越し..
学校も距離が遠くなり通えなくなって転校もした。
外を出歩けば....
見つかれば何をされるか分からない....
それからは友達とも関わりがなくなってひとりの時間が増えた。
転校した高校でまこに出会った。
人見知りでクラスのみんなに馴染めない私に
話しかけてきてくれて。
それからだんだん仲良くなって。
お昼を一緒に食べたり、
登下校をするようになった。
だけど、亮のことは相談出来なくて。
たまには学校終わりに遊ぼうよ！と
誘われても断り続けていた。
外に出ている時間が長ければ長いほど不安が募っていく。
だけど、まことの関係を壊したくなかった。
ずっと友達でいたい。
こんな私に優しくしてくれて
学校で楽しく過ごせているのは
まこのおかげ。
本当に大好きな友達....
親友。
また自宅の場所が亮に知れてしまった...
あやか「引越し.....しなきゃな....」
頭がぼーっとする。
のぼせちゃったかな....
お風呂上がらなきゃ..
ﾌﾗｯ..
立ち上がった瞬間立ちくらみが....
バタン...
？「あやか？！あやか？大丈夫？」
ん.....
あ...れ....
凄い体がふわふわする...
力が入らなくて
目もあけられない....
微かに聞こえる声...
？「頭打ってないかな..？」
？「大丈夫...だと思うけど.....」
？「冷やす氷持ってきて」
あやか「あ....れ....」
ぼんやりと目が開けられた
白い天井...
ここどこだっけ....
いきなり覗き込んでくる顔...
有岡「あやか？！お風呂場で倒れたんだよ？覚えてる？どこも痛くない？」
あ...私倒れたのか....
あやか「すいません...ご心配かけてしまって...」
ｶﾞﾁｬ...
部屋の扉が開く
薮「お。目覚めた？」
あやか「は..はい。ご心配お掛けしてすいません..」
薮「いいのいいの。それより気分大丈夫？」
あやか「まだちょっと...クラクラします..」
薮「首触るね？」
ﾋﾟﾀｯ
薮くんの手が冷たくて気持ちいいな...
薮「まだ火照ってるから少し横になって休んでよっか」
有岡「あ！これ飲みな？」
そう言って差し出されたポカリ。
裕翔「水分取った方がいいからね。起きれる？」
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作者名：macaron | 作成日時：2020年1月1日 16時
