33〈故郷3〉 ページ34
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※Aの過去編です
『なんの能力の実ですか？』
ルフィ「わかんね。さっき拾ったんだ。いらないならいいけど」
パクッ！
私は考えるよりもさきに食べていた。
美味しくない！！！
人に決められた人生を変えられるかもしれない、そんな希望を抱いて全部食べきった。
ナミ「嘘、食べちゃった……。ねぇあなた、何か変化は？」
『わかりません……』
ルフィ「なーんだ、つまんねーの」
召使い「海賊さま…どうかこの島を出て行って下さい。ここから北へ暫く海を渡った先の国の方がずっと、ずっと裕福であります」
その言葉にルフィさん含め、一味が眉をひそめ何か勘付いた様子だった。
ルフィ「そっか。ありがとよ！ 教えてくれて。よーし野郎ども！ 明日出航だあ！」
彼らは帰りも騒がしく部屋を出て行った。
コンコン。
寝室にアラベラが訪問してきた。
アラベラ「A、愛してるわ」
『私もよ、アラベラ。ありがとう』
アラベラ「…おやすみA」
私、怖いよ…アラベラ。
逃げられるなら逃げたい。
でも、寝室周りは厳重な見張りがいる。
その時突然激しい頭痛がした。
なに、これ。私の記憶にない断片的なシーン。
これは…誰かの記憶？
この部屋の本棚は隠し扉になっていて、真っ暗な地下への階段になっていた。その誰かが灯りもなく進んでいく。
その人は最終的にひと気のない地上へ出た。
誰だろう、とにかくその人は妊娠していた。
これなら逃げられる…
もしかしてこれが、私の能力？
同じように本棚の仕掛けを解き、扉が開く。
真っ暗な階段が壁を頼りに進んで行くと地上に出た。
ひと気のないところで夜を明かした。
きっと今ごろ、おおごとになってるだろうな…。気になる。
黒いマントで身を隠し、こっそり様子を伺いに行っても大丈夫だという未来も見えて、屋敷に向かった。
地味だけど便利な能力だわ。
召使い「Aのやつ、裏切り者め！ 見つけたらただじゃおかない！」
召使い2「アラベラを失ったのは大きい」
召使い「仕方ない、この村でピアノが弾けるのはアラベラとAだけだ」
『……ッ‼!』
召使い「誰かそこにいるのか！」
今、なんて…？
そんな、嘘。嘘に決まってる！
岸へと夢中で走った。
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石セー(プロフ) - 妖狐の巴衛さん» 妖狐の巴衛さんコメントありがとうございます！ 励みになります…！休日は珍しくリア充してたのと、展開に悩み更新が遅れました。よろしければまた引き続きお付き合い下さい(*^^*)更新がんばりますー！ (2016年8月22日 15時) (
レス) id: ed6b37685e (このIDを非表示/違反報告)
石セー(プロフ) - 休日の引きこもりMさん» ご返信ありがとうございますー！早速読ませて頂きます♪ 楽しみです(*^^*) (2016年8月22日 15時) (レス) id: ed6b37685e (このIDを非表示/違反報告)
石セー(プロフ) - トモさん» トモさんご指摘ありがとうございます！本当だ…！直しておきます（＾_＾）ゞ (2016年8月22日 15時) (レス) id: ed6b37685e (このIDを非表示/違反報告)
妖狐の巴衛 - 続き頑張ってくださいね！ (2016年8月21日 20時) (レス) id: 5a1cf20238 (このIDを非表示/違反報告)
休日の引きこもりM - ありがとうございます♪私の作品は"世界は輝きに満ちている"という作品です！もしよかったら見てください！これからも応援しています(*^^*) (2016年8月21日 10時) (レス) id: 096d270057 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：石セー | 作成日時：2016年8月14日 14時
