11〈バカラとデート2〉 ページ12
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バカラ「私普段は案内人だけど、今日はお友達として付き合って欲しいの」
お高くとまってる女性だと思ってたけど、私に気を許してくれる彼女に好感が持てた。
『それじゃあバカラさん。私のことは砕けて呼んで下さい』
バカラ「ありがとう！ A！」
前に両手を合わせて嬉しそうにしている。
可愛らしい女性だなぁ。
お互いよろしくね、と軽く挨拶を交わして街を歩き出す。
バカラ「まずはお腹が空いたでしょう？ Aはどんなのが好き？ 」
『甘いものが好きです』
バカラ「私もよ！ やっぱ女の子は気が合うわねー。近くにとってもふわふわで美味しいパンケーキ屋さんがあるの。どうかしら？」
『ふわふわ…！ 行きたいです！』
すんなりと入店できて、注文する。
バカラ「実はココ、かなり人気だからいつも行列なのよ」
でもさっきすんなりと入店出来たけど？
バカラがあっち、と窓の外を指差す。
その先には反対側の道にまで並ぶ行列が。
ニコッとするバカラ。
もしかして、これもバカラさんの強運？
『すごい！ バカラさん！』
2人でフワッフワッの幸せパンケーキとレモネードを飲んでひと休みしたところで、次はショッピングに行こうと言う。
バカラ「あなた昨日とドレス一緒じゃない。他に持ってないの？」
『はい…ここに来たばっかりでまだこれしか。高い買い物だから気に入った服を買いたくて、でも中々直ぐには見つからなかったんです』
バカラ「いい選び方するわね。物を大切にする子好きだわ。私について来て♪」
付いていくがままに辿り着いた店は、大人びたドレスが並ぶお店。
私には当分着こなせないよ…と思っていると
バカラ「これなんかどう？」
白くて繊細なディテールと質感のドレス。
肩には明るい気持ちにさせてくれる色合いの花が散りばめられていた。
『………』
バカラ「……お気に召さなかったかしら？ 若々しくてAにぴったりだと思ったんだけれど」
ちがう。ひとめ惚れだった。
『すごいですバカラさん…。この服、未来でも私ずっと気に入ってます』
バカラ「ほーら！ 良かったわぁ。私の服選びも幸運のうちなのよ」
でもこれ、めちゃミニスカート…。
いつもの私なら恥ずかしくて候補にも入れなかったのに。
いざ未来を見てみると気に入ってる自分がいた。
それから色々と買い物をして、暫くここで暮らすのに必要そうな物は揃えられた。
バカラ「日も暮れてきたし、ホテルに戻りましょうか。カジノの夜はこれからが本番よ」
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石セー(プロフ) - 妖狐の巴衛さん» 妖狐の巴衛さんコメントありがとうございます！ 励みになります…！休日は珍しくリア充してたのと、展開に悩み更新が遅れました。よろしければまた引き続きお付き合い下さい(*^^*)更新がんばりますー！ (2016年8月22日 15時) (
レス) id: ed6b37685e (このIDを非表示/違反報告)
石セー(プロフ) - 休日の引きこもりMさん» ご返信ありがとうございますー！早速読ませて頂きます♪ 楽しみです(*^^*) (2016年8月22日 15時) (レス) id: ed6b37685e (このIDを非表示/違反報告)
石セー(プロフ) - トモさん» トモさんご指摘ありがとうございます！本当だ…！直しておきます（＾_＾）ゞ (2016年8月22日 15時) (レス) id: ed6b37685e (このIDを非表示/違反報告)
妖狐の巴衛 - 続き頑張ってくださいね！ (2016年8月21日 20時) (レス) id: 5a1cf20238 (このIDを非表示/違反報告)
休日の引きこもりM - ありがとうございます♪私の作品は"世界は輝きに満ちている"という作品です！もしよかったら見てください！これからも応援しています(*^^*) (2016年8月21日 10時) (レス) id: 096d270057 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：石セー | 作成日時：2016年8月14日 14時
