10〈バカラとデート〉 ページ11
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★★★
前置き
この話はバカラと百合っぽい表現がありますが、あくまで友人としてです。
苦手な方はご注意下さい。
★★★
『どういうこと？！』
警備員「ですから、テゾーロ様のご命令でA様はこの高級エリアから出られません」
そんな未来私知りません！！
でも予知に頼って生きてると油断するなんてよくある事だった…。
私の左手には大金の入ったジュラルミンケース。
恩人の借金返済の為にしか私には使い道がないのに…。
いや正直ちょっと贅沢したいけど、恩人たちが借金の取り立てで困ってる時にそんな事出来るわけない。
『はぁ………』
辺りを見渡すとさすが大金の集まる場所、警備もかなり厳重だ。
ここから出られるかを予知したら、当分の間は不可能だった。
未来を知ってしまう事は時にデメリットなのかもしれない。
私はこんな時諦めてしまう臆病者。
あの麦わらさんなら、絶対諦めないのに。
あの人と居るとき、奇跡を信じれた。
『……まだ絶対出られないと決まったわけじゃないし！』
そうやって自分を奮い立たせる。
バカラ「あらA様、こんなところにいらしたの」
爽やかな笑顔で長身の美女が偶然を装ってあらわれた。
私がここに居るって知って来た癖に…。
街中あらゆる所に監視電伝虫があって、いつでも行動を監視されてるのだろう。
特に悪い意味で目をつけられた私は。
……一応あいさつしておこう。
『こんにちは、バカラさん』
バカラ「あらあら、そんなに怖がらなくてもいいのよ。こんにちは」
別に怖がってないけど…いや、やっぱり昨日の不運を思い出すと怖いか。
意外に優しい対応をしてくれた。
バカラ「昨夜はごめんなさいね…。でも驚いた！ あなた直ぐ気を失っちゃったけど、結果はあなたの勝ちだったのよ。私、あなたにとっても興味が湧いてきたわ」
『は、はぁ…良かった…勝ってたんですね』
それもそうか、負けていたらもうこの世にはいない。
バカラ「それよりあなた、あれから運気は戻ったかしら？」
もしかして、ここから出られなくなったのも……バカラさんのせい？？
いや、なんでもかんでもバカラさんのせいにしてたら悪い気がする。
『心配にはおよびません』
バカラ「うーーーん。気を使わなくていいのよ。ここから出られなくなっちゃったんでしょう？」
バレてる。
バカラ「お詫びといってはなんだけど、今日お暇だったら私とデートしない？」
『デ、デート？？？』
バカラ「そう！ 楽しませてあげるわ」
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石セー(プロフ) - 妖狐の巴衛さん» 妖狐の巴衛さんコメントありがとうございます！ 励みになります…！休日は珍しくリア充してたのと、展開に悩み更新が遅れました。よろしければまた引き続きお付き合い下さい(*^^*)更新がんばりますー！ (2016年8月22日 15時) (
レス) id: ed6b37685e (このIDを非表示/違反報告)
石セー(プロフ) - 休日の引きこもりMさん» ご返信ありがとうございますー！早速読ませて頂きます♪ 楽しみです(*^^*) (2016年8月22日 15時) (レス) id: ed6b37685e (このIDを非表示/違反報告)
石セー(プロフ) - トモさん» トモさんご指摘ありがとうございます！本当だ…！直しておきます（＾_＾）ゞ (2016年8月22日 15時) (レス) id: ed6b37685e (このIDを非表示/違反報告)
妖狐の巴衛 - 続き頑張ってくださいね！ (2016年8月21日 20時) (レス) id: 5a1cf20238 (このIDを非表示/違反報告)
休日の引きこもりM - ありがとうございます♪私の作品は"世界は輝きに満ちている"という作品です！もしよかったら見てください！これからも応援しています(*^^*) (2016年8月21日 10時) (レス) id: 096d270057 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：石セー | 作成日時：2016年8月14日 14時
