No.26 アメリカンな戦闘訓練 ページ30
．
ｵｰﾙﾏｲﾄ「わーたーしーがー！！」
緑谷「来っ」
ｵｰﾙﾏｲﾄ「普通にドアから来た！！！」
HAHAHAとド派手な登場を決めたオールマイトさん
その後ろから真顔で教室に入る私
貴「…」
(いや、私はやらないからね？)
生徒たちは彼を見て口々に感想を述べている
ｵｰﾙﾏｲﾄ「ヒーロー基礎学！ヒーローの素地を作るため様々な訓練を行う科目だ！！」
貴「単位数も最も多いよ」
ｵｰﾙﾏｲﾄ「早速だが、今日はコレ！！」
そう言ってオールマイトさんが取り出したカードにはBattleの文字
ｵｰﾙﾏｲﾄ「戦闘訓練！！」
生徒たちに戦闘服を配布し、私たちは一足先にグラウンドに移動した
因みに、私の戦闘服は学生時代の制服を少し大人っぽくしたものを作ってもらい、それとローブを着て、ショートブーツを履いただけのシンプルなもの
学校では親しみやすいように仮面は付けないことにした
また何時でもすぐ取り出せるよう、小さくしたトランクと箒を紐で括って首から提げている
貴「戦闘訓練は生徒同士でバトルさせるんですよね？」
ｵｰﾙﾏｲﾄ「ああ、そうだよ！君にも参加してもらうけどね！」
貴「…聞いてないです」
ｵｰﾙﾏｲﾄ「今初めて言ったからね！」
指を立てながらとびきりの笑顔で言われた言葉に思わず顔を歪めた
貴「……」
(何それ、初耳です。いや確かに？ヴィラン倒したりとかしてたけど、こんな元気溢れる高校生と戦えってか？割とおばさん体力ないんですよね？！)
黙ったままの私に焦ったのか、オールマイトは冷や汗を垂らしながら弁解しだした
ｵｰﾙﾏｲﾄ「あ、いやね！その、一応Aくんは監視対象なわけであって、別世界から来たというのもあるから、実際どれくらいの実力があるのかとか、どんな力を使うのかとかを知っておきたいんだよ！！」
貴「……」
(そんな可愛い笑顔付きで言えば私が許すとでも？！ムキムキおっさんの笑顔で許すとでも？！)
ｵｰﾙﾏｲﾄ「その、ダメ、だったかな…？」
貴「許します」←
即答してしまった
だが、分かりやすくしゅんっとされ、更には頭のウサギ耳みたいにセットされた髪の毛が心無しか垂れたようにも見えたのだ
許す以外の選択肢はなかろう
ｵｰﾙﾏｲﾄ「ホントかい！！助かるよ、ありがとうAくん！」
貴「…」
(…うさ耳が、ピンッ！ってたった…ように見えた)
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 687人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
nekonatsu6(プロフ) - ハリポタとヒロアカのクロスオーバー最高です!一気に読んじゃいました！更新待ってます。頑張ってください！ (2023年3月29日 13時) (
レス) @page49 id: d11df75cc6 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ - すごく面白くって一気に読んじゃいましたー！更新、待ってます(｀･ω･´)ゞ (2021年5月18日 22時) (レス) id: a32ddc8099 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - 受験頑張ってくださいね！更新いくらでも待ちます！頑張ってくださいね！ (2020年8月17日 23時) (レス) id: a998d0df73 (このIDを非表示/違反報告)
printemps(プランタン)(プロフ) - 受勉がんばってください！ (2020年4月6日 5時) (レス) id: a86d5a1323 (このIDを非表示/違反報告)
over the rain - 受験勉強大変ですよね！首を長くしてお待ちしてます！ (2020年1月21日 20時) (レス) id: a4bab14be1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：狐華 | 作成日時：2019年11月26日 13時
