オットとツマのお話-3&4(結構がっつりpinkなこと書いてます！気をつけて！！) ページ28
熱を含んだ二人分の呼吸音が部屋に籠る。
お互い息も上がっていて、頬から伝った汗の粒がぐったりしている嶺莉の上に落ちた。
腰を引いて入れているものを抜こうとした。
相「っ」
あ「ふ、はは…」
しかし、中がわざとらしく絞まる。
楽しげな顔をして必死に起き上がると、捕まえるように嶺莉は俺の後頭部に手を回して顔を近づけた。
あ「ねえ、しないの？」
細い指が結合部より少し上の腹部を撫で回す。
端正な顔が横を通りすぎたと思えば、似つかわしくなく耳に息を吹き掛けたり舐めたりしてくる。時々、切なそうな声を挙げながら。
どれだけ理性を保とうとしても、体は馬鹿正直に反応する。特に、下が。
相「おい、やめろ」
あ「どうして？」
相「それは…」
そこで、閉めきれていない少し開いたカーテンの隙間が目に入った。
意識するより前に嶺莉の疑問に反応したのかもしれない。窓に反射する嶺莉の背中を見たとたん、揺らいでいた理性を一気に取り戻していった。
最近、というのも嶺莉が目を覚ましてから気をつけていることがある。
あ「んんっっ…え？」
相「風呂、入ってくる」
それを思い出すと嶺莉を置いて部屋を出た。そのまま、言葉通りに浴室に入る。
蛇口を捻って暖かい水を頭から浴びれば、反省するように溜め息を出す。
そう、俺のさっきの行動は嶺莉の背中の傷に起因していた。
・
あ「…チッ」
心身ともに意識がはっきりしてきたところで、八つ当たりに片足をベッドに向かって降り下ろした。
一人の部屋では反論するものも疑問に思うものもなく、ただ布団の埃が暗闇の中を舞うだけ。
ご覧の通りよ。私が前の話で少し憂鬱に思っていたのはこのこと。最近、消太は一度だけで終わらす。
消太が玉藻に出くわした時に致した夜も、快感が強烈なのには変わりなかったけれど、一度だけだった。
気分が乗っている時にどれだけ誘っても、鉄壁の如くの精神でかわしてくる。
私、何かしたかしら。なんて、天然気取るまでもない。
首を背中の方へ傾げる。広がるグロテスクな火傷跡が窓に移っていた。
いつも去り際、私の背中を見ていたから気づいていた。でも、何故ここまで避けられなくちゃいけないのか全く…
あ「…まさか」
もう一度傷跡を見る。
フェニックスの力を有する私はこの傷跡をとても気に入っている。でも、ひょっとすると消太は…
そう考えるといても立ってもいられなくなった。
オットのお話-4→←ツマのお話-3(今回と次回は大人めっ！)
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三日月(プロフ) - 凩奏詠さん» やったです！ありがとうございます！！宜しくお願い致しますm(__)m (2018年2月5日 21時) (
レス) id: 6f05e0595a (このIDを非表示/違反報告)
凩奏詠(プロフ) - 三日月さん» 承知致しました！思い付いたらその都度、になりますが宜しくお願いします！ (2018年2月5日 21時) (レス) id: e22f7985b6 (このIDを非表示/違反報告)
三日月(プロフ) - 凩奏詠さん» 全っ然大丈夫です！あの、こちらも差し支えなければ描いた度私にもイラスト見せてもらっても宜しいですか？ (2018年2月5日 21時) (レス) id: 6f05e0595a (このIDを非表示/違反報告)
凩奏詠(プロフ) - 三日月さん» こちらこそありがとうございます！差し支え無ければ、これからも描いていっても宜しいでしょうか？ (2018年2月5日 19時) (レス) id: e22f7985b6 (このIDを非表示/違反報告)
三日月(プロフ) - 凩奏詠さん» めっちゃ見えますよ、大丈夫です。ゴフッ！！(吐血)ヤッバイ、顔めっちゃ好みです…ありがとうございます！保存して、毎日見て、にやけますm(__)m (2018年2月5日 19時) (レス) id: 6f05e0595a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三日月 | 作成日時：2017年12月25日 1時
