クリスマス特別エピソード【サプライズ】-23 ページ12
ヒーローは最終的には確保を目指して拳を振るうが、彼女はただ殺しの延長線上でシャチのように遊んでいるだけ。
敵が生きているのも彼女が殺人技を死ぬ一歩手前で止めると言う荒業な確保をしているからだ。
部下「死ぬ一歩手前で止めるって…ビビってですか？」
上司「いや…ありゃ、乗り気じゃねぇからだ」
つまりは、正気を失うか覚悟のある選ばれた人間しか成せない業をやろうと思えば彼女は躊躇なくできてしまうと言うこと。
部下の喉仏がごくりと動く。
上司「あれには色んなあだ名があるが、その存在が始めて知れた7歳の頃、なんて呼ばれたかわかるか？」
部下「なんて呼ばれたんすか？」
上司「微笑みの悪魔だ。聞こえは可愛らしいが、実際は敵が最後に見た幼女の顔が頬に血を張り付かせた微笑みだったからだ」
おまけに、彼女は幼少期にはそのセンスを備えていたと。
彼女の戦闘スタイルは今もなお健在だ。子どもの頭が柔軟とは言え、今の年齢になるまでに修練を重ねれば修正だって効いたはずだ。なのに、しなかったのは…彼女がそのスタイルを気に入っているから。
いよいよ、部下の顔は青ざめていく。よくそんな人物が今隣の部屋でヒーロー達に混じっているものだ。犬の群れの中に狼を見たような気分だった。
部下「え、俺このまま先輩達の警護してて朝迎えられます？」
上司「さあな。と言うより、今のは極秘中の極秘だからな。お前、明日にはクビになってるかもしれねぇぞ」
部下「え！？ちょっと、待ってくださいよ先輩！」
上司「教えろって言ったのはお前だろ」
部下「先輩だってノリノリだったじゃないですか！見捨てないでくださいよ！！」
？「そうよ。後輩のフォローぐらいしたら、せーんぱい？」
その場にいた全員が戦慄した。
部下は銃口を向け、上司達は危うく持っていたグラスや煙草を落としそうになる。
迂闊だった。酒の熱を冷まそうと開けていた窓から入り込まれてしまったのだ。
あ「こんばんわ、皆々様方」
彼らが危惧していた、相澤嶺莉に。
クリスマス特別エピソード【サプライズ】-24→←クリスマス特別エピソード【サプライズ】-22(ハードボイルドなんですかね、こういう構図は好きです)
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三日月(プロフ) - 凩奏詠さん» やったです！ありがとうございます！！宜しくお願い致しますm(__)m (2018年2月5日 21時) (
レス) id: 6f05e0595a (このIDを非表示/違反報告)
凩奏詠(プロフ) - 三日月さん» 承知致しました！思い付いたらその都度、になりますが宜しくお願いします！ (2018年2月5日 21時) (レス) id: e22f7985b6 (このIDを非表示/違反報告)
三日月(プロフ) - 凩奏詠さん» 全っ然大丈夫です！あの、こちらも差し支えなければ描いた度私にもイラスト見せてもらっても宜しいですか？ (2018年2月5日 21時) (レス) id: 6f05e0595a (このIDを非表示/違反報告)
凩奏詠(プロフ) - 三日月さん» こちらこそありがとうございます！差し支え無ければ、これからも描いていっても宜しいでしょうか？ (2018年2月5日 19時) (レス) id: e22f7985b6 (このIDを非表示/違反報告)
三日月(プロフ) - 凩奏詠さん» めっちゃ見えますよ、大丈夫です。ゴフッ！！(吐血)ヤッバイ、顔めっちゃ好みです…ありがとうございます！保存して、毎日見て、にやけますm(__)m (2018年2月5日 19時) (レス) id: 6f05e0595a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三日月 | 作成日時：2017年12月25日 1時
