ハリポタ女優２ (ページ6)

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公開イベントページ6

ドアを軽くノックして入る。

「あ、あなたがAね？ここ座って！」
「ありがとうございます」

お姉さんがむかえ入れてくれた。

「今日はどんな髪型にしようかしらね、」
「う〜ん、逆にこちらで考えていいんですか？役にそったほうがいいとかあるのかなって」
「私は特に聞いてないわ。本人たちの希望から一緒に考えてあげてって」
「。。。じゃあ、アップにしてもらえますか？」
「わかった」

手ぎわよく髪をまとめるお姉さん。

美よう院来たみたい、ちょっとねむいな、、

「A」
「はいっ、もう終わりですか？」
「あなたのことを呼んだのは私じゃないわよ」
「え？」
「僕だよ」
「。。。なんかルパートとはメイク室で会うこと多いよね」
「ほんとにね」

「えっと、なんでそんなにルパート、あ、じゃなかった、ルパは落ち着いてるの？」
「落ち着いてるも何も、ふだんから僕はこうだよ」
「いやいや、久しぶり〜！！みたいな、会えてうれしい〜！！みたいなやつは？」
「Aはもはやただの友達ではないからね」
「ありがとう、、で良いのかな？」
「喜んでおきなよ、デメリットはないから」

ただの友達ではない、ね。

私にとってみんなってなんなんだろ。

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フラッシュがまぶしい。

なるべく自然な笑顔をこころがける。

これで本当に”有名”になるんだな。

まあ、いつまでもちょこっとした役ばっかやってるわけにはいかないよね。

「あ、ロビーさん、、」

口に出してしまったことを、もうおそいけれど後かいする。

どうだろう、あいさつだけだったら後で行けるかな。

久しぶりにお話できたら良いな。

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「おつかれさまー」
「そっちこそ、おつかれ」

上映会の打ち上げパーティー。

ルパとつくえが同じ。

「私ここまで大々的なイベントって初めて出たけど、メディアの数がすごいね」
「あんなにフラッシュたかれちゃあね」

「ごめんルパ、私ロビーさんのところにあいさつ行ってくるね」
「わかった、頑張れ」

返事のかわりに笑顔をつくってその場を立ち去る。たぶん引きつってたけど。

「ロビーさん、お久しぶりです」
「おお、Aかい、久しぶり」
「覚えていてくれたんですか、光栄です！」
「君は本当にしっかりしているからね、記憶にも残るよ」

思えば、私があいさつをしてみたときだって、ロビーさんはにこやかに接してくれたよなあ。

いだいなはいゆうさんはたい度までちゃんとしているのだと学んだ日。