ハリポタ女優２ (ページ22)

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目と目が合うページ22

「A、課題は終わらせたの？」

つかつかと近寄ってくるおばさん、こと私の先生。

「終わらせましたよ、見てもらって結構です」

彼女は課題をにらみつけるようにながめた後、私の顔を見つめた。

女性と見つめ合うならエマが良かったな。

「。。。どうしたの、急に課題をしっかりやるなんて」

穴が開くほど見てた割にはシンプルなディス。

「やればできるんですよ」

思いっきり鼻を鳴らして部屋を出た。

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「ダニエルさん、おつかれさまです！」
「どうしたの？」

ジト目で見られるのも気にせずコントを続ける。

「こちらお水です！」
「どうも、Aさんは何の用？」
「えっと、ダニエルさんのおしばいを見学させていただけたらなと思いまして」

フム、という顔で一考したダン。

「課題はちゃんとやったのかな？」
「やりました、こちらお納めください」

ふっと笑ってどうぞご自由に、と言われた。

「それでどうして僕も？」
「その辺にいたから」
「君ってばほんとに勝手なんだから」

許してくれる優しいお兄ちゃん。

「見てごらんA、生着替えだよ」

あろうことかダンは本当にその場できがえさせられていた。

申しわけ程度のカーテンがあるけど、こちらからはばっちり見えている。

「ルパってば、言い方」

軽くにらむとそっぽを向かれた。

ニヤついてるのわかってるからね。

「そんなことより」
「今のことより大事なことがあるなんて相当な日ね」

また何かおかしなことを言い出すのかとのんきに考えていたら。

「ダンの脚、すごくきれいだ」

「A、そんな顔しないで
　僕があいつのことをそんなふうに思ってるわけがない」
「ちょっと、、ねえ、うん、」

「大丈夫おうえんするよ、もちろんエマの次に」
「何が大丈夫なの？それ本気？」

ルパのまゆが少し動いているのでこのへんにしておこう。

彼の言う通り、ダンの脚はきれい。

年頃の男の子と言うには少しはやいかもしれないけれど、不自然なまでにきれいだ。

「ルパート」
「いやだよ」
「まだ何も言ってないじゃない」
「そっちこそ、僕が何を思ったかもうわかってるんだろ？」

ルパが笑うのをやめて、真剣な目で私を見つめる。

私も負けじと見つめ返す。

美しい緑の目。

ときどきわすれるけれど、ルパってイケメンなんだよな。

４秒、５秒、、、１０秒はたっただろうか。

「「２人で聞きに行くか/行こうよ」」

「あ、これ？少年のイメージを壊したくないらしくて、毛をそらされたんだ」