ハリポタ女優２ (ページ20)

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追しんページ20

れんあい。

みんなとたびたび話しては、いまいち理解ができなかったもの。

すごくちゅうしょう的で、その正体を説明するのはとても難しい。

そんな私の苦手分野を理解するときが来た。

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最近エマの様子がなんだかおかしい。

演技のことだけじゃなくて、休けい中も顔が暗かったり、少しぼうっとしていたりする。

前の活発な彼女からは想像もつかないような姿がそこにはあった。

ふれていいことなのかわからないから、直接聞くこともできない。

「っていうことなんだけど、どう思う？」

私の問いかけに、みんなはまゆをひそめた。

静まり返った空気の中、口を開いたのはこの２人。

「A、この輪の中にアイツがいないのは、つまりそういうことだろ？」
「Aだってそう思ってるから呼ばなかったんじゃないのか？」

アイツとは、エマがぜっさんかた思い中のトムである。

ふた子が口に出したとたんにルパはピクッと動いたが、ダンはきょとんとしたまま。

「とりあえず、２人とルパは知ってるってことでいいの？」

私が確認すると、ジェームズがおどろいた様子であんぐりと口を開けた。

「ちょっと待てよ、お前、まさか知らないのか？」

どうやらダンが知らないことに対してびっくりしたみたい。

「でもジェームズ、だって、エマは自分から言ってないもの」
「それにしたって、いつも近くにいりゃわかるってもんじゃないか？」

ダンをかばおうとしたけれど、あっさり諭されてしまった。

どん感なところも愛おしいな、とエマそっちのけで考えてしまう。

「じゃあ、みんなとしてはこいのせいってことでいい？」

３人はしっかりと、どん感くんはなんとなくうなずいてくれた。

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とうとう、本人に真相を確かめるときがやってきた。

今さつえいしているところが終わったらとつげきするつもり。

答えてくれるかはわからないけれど、聞くだけ聞いてみよう。

「エマ、ちょっといい？」
「良いけど、、どうしたの？」

良かった、会話をきょひされたらさすがにきずつく。

「最近顔が暗い気がするんだけど、何かあったの？」

そっと問いかけると、ちらりとこちらを見やった。

「Aにだけなら」

かわいい、と言いそうになったが、なんとかがまんして続きをうながす。

「私ね、生理になったわ」

うん、なるほど。

それは確かに私だけにしか言えないわ。みんなごめん。

追しん：トムの身の安全も守られました