ハリポタ女優２ (ページ13)

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セラピーページ13

「今確認してまーす」

「これでいこうか」

かんとくからのオーケーサインが出たとたん、どっとつかれが出た。

はやくお昼ご飯を食べたいけれど、とりあえず座りこんだ。

体がしずんでいきそうなソファは私のお気に入り。

「よっこらしょ」

最近体のつかれが取れにくくなってきている気がする。さすがにまだそんな年ではない。はず。

「そんなこと言って、君は僕らの中で１番若いんだから」
「ルパじゃん、おつかれさま」
「おつかれ」

となりのソファに座ったのはほぼ毎日しゃべってる彼。

「さっきのシーン難しかった」

ため息とともに本音をこぼす。

人に弱いところは見せたくないたちだけど、ルパの前ではなんだか人格が変わる。

「本気で言ってる？１発でオーケーが出ただけでじゅうぶんだろ
　僕なんて午前中だけで３０ポンドも払ったっていうのに」

ルパは子役たちの中でも笑ってしまう回数がいじょうに多いから、子どもとは思えないくらいの金がくをはらわされている。

とはいっても、せきにんは自分にあるからしょうがないんだけどね。

「もうその話はいいよA、はやくご飯を食べよう」
「そうだね、お腹すいた」

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食どうに入ったしゅん間、あまりの良いにおいにノックアウトされそうになる。

毎日思ってるけど、ほんとに美味しすぎるんだよね。

ていうか正直、バランスとか自分で考えるのは大変だし面どうだから、しっかり考えられたものを食べられるのはすごくありがたい。

先に席についていたエマのとなりに座って、お肉をもくもくとほおばる。

「A、食べ終わったらいつものところ集合ね」

うなずいてから急いでマッシュポテトをかきこんだところ、見事にむせた。

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ハリー・ポッターシリーズでは、たくさんの動物が登場する。

ふつうの動物や、コンピュータをく使して生み出されるま法動物もいる。

ま法動物は人間たちの手で、いくらでも思い通りに動かせる。

しかし、ざんねんながら動物たちはそうもいかない。

様々なシーンをさつえいするために集められたのが、”動物タレント”というそんざい。

「かわいい！」

動物を愛でるエマを横目に、私もクルックシャンクス役のクラッカージャックをなでる。

私はどちらかといえば犬はだけれど、動物はときに、はばつのかき根をこえてくる。

君たちのおかげで午後もがんばれます、いつもありがとう。