ハリポタ女優２ (ページ1)

今日:40 hit、昨日:31 hit、合計:15,914 hit

念願のページ1

とあるカフェの１席。

「ねえ、みんなに連らくとることってできたりする？」
「なんで？」
「なんでって、、みんなに会うためにはやくかえってきたようなもんだもん」
「。。。まあ、見るからにもう観光には飽きてるものね」

イギリスにもどってきてから１週間。

日本ほどきょりがないぶん、よけいに会いたい思いが強まっていた。

「まあ、あの子たちのほうが無理って言う可能性もなくはないけど、やってみるわね」
「そんな事ないと思うよ、よろしく」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「そんなこんなでようやく遊べるってわけ！」
「私もはやくAと遊びたいと思ってた」

「で、、なんで私のホテルなの？」

なんとなく、といったらエマはおこるだろうか。

「いや、あの、どっかに行くのもいいかなーって思ったんだけど、あんまり外に出かけるの好きじゃないんだよね、だからエマが良ければお部屋でのんびりしたいなぁと思って」
「まあ良いけど、」

「気になってたんだけどさ、こっちの子って、何して遊ぶの？」
「そうね、、ジェンガとか、ドミノとか、チェスとか？」
「楽しそう、やろう！」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

少しゲームにもあきてきた頃。

「ねえA、”デン”って知ってる？」
「でん？」
「かくれ家を作るの。屋外でやるのだけど、、そうだ、ホテルの人にたのんでみましょう」
「うん！」

ちょっとまゆを上げたけど、お兄さんがオッケーを出してくれた。

「まず支えになるものを用意するの。これは部屋から持ってきたつっかえぼうで大じょう夫ね」
その上にこのぬのをかぶせて、、」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「よし、できた！！」「完成ね！」

初めて作ったにしては、なかなか上手な気がする。

中にはこれまた部屋から持ってきたクッションも置いて、かいてきにしてある。

ほとんど部屋にあったものだから、だったら部屋の中で作っても良いんじゃないかと思った。

でも、それを口に出すとエマに何か言われそうなのでだまっておく。

「A、おか子食べましょう！」
「うん、食べる！」

おか子はマネにせいげんをかけられてるから、久しぶりに食べたかもしれない。

「知ってる？１１月にけん者の石がこうかいしたら、色々なところに行くらしいの」
「うん、聞いたよ。私行ったことないところばかりだから、楽しみ〜！」

どこに行っても、いっしょにいたいな。

この後雨がふってくるとも知らずにそんなことを考えていた。