ハリポタ女優 (ページ5)

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いよいよ、、、！ページ5

今日は、いよいよさつえいが始まる日。

げん場のすべての人と初めましてだし、今までのげん場とはちがって話すのもかんたんじゃないけど、がんばろう！

「佐々木Aさんクランクインです。」
「よろしくお願いします。」

「よーい、アクション！」

自分が外国の映画に出るなんていまだにゆめみたい。

まだ出番じゃないから、メイクを終えた私はいすにすわって教えどおり大人しくしておく。

「あなたも今日からなのよね？」
「、、あ、えと、はい！佐々木Aです、よろしくお願いします！」
「私はエマ・ワトソン。よろしく！」

話しかけてくれた、、、！

そのことで頭がいっぱいになっていると、エマさんに右手をさし出された。

あ、そっか、お仕事だしこっちではあく手するのか。

あわててにぎり返すと、にっこりとほほえんでくれた。

「ここ、座ってもいい？」
「はい、どうぞ！」
「Aは何さいなの？」
「今年で９さいです！えっと、エマさんは、？」
「１０さいよ。あなたの１つ上ね。あと、エマでいいわよ。けい語もやめましょ。」
「あ、はi、うん！」
「気になってたんだけど、あなたってこのへんの生まれじゃないわよね？」
「日本だよ！」

すっごくきんちょうしてたけど、エマが話をひきだしてくれて楽しくおしゃべりすることができた。

「まだ９さいなんでしょ？日本にいるのになんでそんなに英語が話せるの？」
「おじいちゃんがイギリス人なの」
「なるほどね！」

「次、あなた呼ばれるんじゃない？」
「ほんとだ、ありがとう！また話そうね！！」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「きみが日本から来たっていう子？」

お昼きゅうけいでボーっとしていると、男の子２人に話しかけられた。

「えっと、、あなたたちは、？」
「ぼくはダニエル・ラドクリフ。ダンってよんで。」
「ぼくはルパート・グリント。なんとでもよんでよ。」
「佐々木Aです、よろしくお願いします！」
「よろしくね。」「よろしく。」
「気をはることないさ、敬語なんていいから。」
「君は何歳？ぼくは１２。」「ぼくは１１さい。」
「私は９さい！」
「日本から来たっていうのにずいぶんと英語がうまいね、なにか理由があるの？」
「おじいちゃんがイギリス人なの。」
「ああ、なるほど。どうりで。」
「エマにも聞かれたんだけど、私の英語って変かな？」
「いや、むしろ逆だよ。かなり上手く話せてる。「え、ありがとう！」

初日にしては上出来な１日でした。