ハリポタ女優 (ページ28)

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あれる心じょうページ28

「ようやく見つけました、ふた子です」

「「あれ、Aじゃないか」」
「２人は今何してるの？」
「まあ、イタズラってところ？」
「そんなような感じかな」

「すごいですね、こちらも役に重なるところがあります
２人と話しているのが楽しいのでもう少しここにいたいのですが、このままここにいたら私もイタズラをしかけられそうなので次に行きたいと思います」

「うれしいこと言ってくれるね」
「イタズラなんてしないよ、君にするわけがない。少なくとも今は」

「やっぱりこわいのでにげます、」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「えー、他の子にも聞きたかったのですが、今の時間は勉強をしている人が多いので、勉強部屋の様子を少し見せようと思います」

すごいや、さっきまで遊んでたルパートが真面目に勉強してる。

他には、、トムもいる、みんな集中してるなあ。

「みんなすごく集中してますね、私にはとうていできないことです」
「Aはどうして勉強が嫌いなのか、教えてくれるかい？」

どうしてあまり知らないお兄さんに私の勉強事じょうを話さなくちゃならないんだろう。

とは思うけれど、今もとられてるわけだし、むしするわけにもいかないか。

「。。。勉強がいやになったはっきりとした理由があるわけではないんです、
でも、強いて言うなら、学校というものをあまりけいけんしてこなかったから、ですかね」

日本にいたときは、エキストラ以上助えんみまんのような役をちょこちょこやっていた。

とくべつ活やくしていたわけではないけれど、休んだり早たいするのをくりかえしてたら、いつのまにか勉強することがいやになってた。

「。。。A？」

「はい、」
「君呼ばれてたよ？リポートはここまでだ、」
「。。。わかりました、」

お兄さんに一礼してからせを向け、歩きだす。

気持ちをきりかえないと。

日本であったことなんてわすれてしまうくらい、じゅう実した日々を送っているのだから。

いつも自分に言い聞かせる言葉。

私は強い。

強く生きるんだ。

しずくをぬぐって前を向く。