ハリポタ女優 (ページ21)

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こうふんと一面ページ21

今日から、私が本当に楽しみにしていたさつえいです。

アニック城！！！

アニック城は、ホグワーツの外かんとか中庭としてロケをする場所。

原作を読んでいて、ホグワーツの見た目を想像して楽しんでいたから、すっごく楽しみ！！

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あんぐり口を開ける私。

目の前に広がるのは、私があこがれていたホグワーツそのもの。

こんなにピッタリなロケ地があるんだって関心しちゃう。

こうふんしてしまう自分もいるけれど、これはあくまでお仕事なんだから、気合を入れてのぞもう。

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「私は佐々木Aです。日本人です」

話しかける。ついでに手をふってみる。

カメラを構えるお兄さんがニコッとした。

飛行訓練の授業のシーンの休けい中。

カメラに少しあきた私は、エマとトムが遊んでいる方へと向かう。

見れば見るほどよくわからない遊びなのだけれど、どうやら手をたたきあって、３回たたかれるとダメ、みたい。

ルールが理解できていない私はだまって見ておくことにする。

「クソッ、、、！！」

トムが声をもらす。エマにやられたのかな？

「彼は負けたくないんだ」

ダンはカメラに向かって実きょうしてるし、なんだか自由だな。

ていうか、ルパートがカメラの真ん前に立っちゃってる。声かけようかな。

「ルパート、そこどいたほうがいいかも、もうちょっと右にずれて？」
「こう？」
「ありがとう」

お兄さんにありがとう、と目配せされる。どういたしまして、とこちらも目配せで返しておく。

「やった！」

エマが勝ったのかな？ほんとによくわからない。楽しそうではあるけれど。

「おーい君たち、そろそろだよー！」
「「「「はーい/わかりました！」」」

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またもやあんぐり口を開ける私。

マシュー、いやネビルがぐわっと上に上がっていく。

今日までにも、ほうきでとぶシーンはどうやってとるのかなって何回か考えたことはあったけど。

にしても、こんなにアナログな感じだとは、、！！

「る、ルパート、すごいね、」
「ああ、すごいや、」

マシューはしっかりくくりつけられて、きかいで上に持ち上げられていく。

いいなあ、高いところもきらいじゃないからやってみたい。

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「ねえ、どうだった？」
「それなりに怖かったよ」
「持ち上げられながら演技するのは大変だよねー」

アニック城のこうふんとマシューのすごい一面を見た日。