ハリポタ女優 (ページ17)

今日:4 hit、昨日:83 hit、合計:39,908 hit

たまにはページ17

「Aってあなた、よね？」

さつえいの待き中、エマと話していると女の子に話しかけられた。

「うん、そうだよ！えっと、あなたは、、？」
「あ、私はエレノア・コロンバス。あなたのことをずっと聞いてて、話したいと思っていたの！」
「え、もしかして、、」
「ええ、たぶんそのもしかしては正解よ。かんとくのむすめじゃないかって言いたいのでしょう？」
「本当なんだ！」
「名前を言うたびに聞かれるものだからもう大変よ。でもそれはあなたもでしょう？」
「うん。名字、、あ、ラストネームを言うと、みんなして”このへんの人じゃないんでしょ？”って」
「ふふ、わかるわ」

話しやすい子だった。

なにより、うれしくもないきょうぐうが同じの子と出会えたんだもの。

「そうだ、それでね、私の友だちがあなたと話したいって言ってるからいっしょに来てくれない？」
「いいよ！ね、エマもいこ？」

「いいわよ」

ほっといてしまってごめんなさい、という思いをこめてエマを見つめると優しくほほえんでくれた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「こちらが、」
「佐々木Aです、よろしくね！」
「「「よろしく！/よろしくね〜！/うわさのAちゃんだ〜！」」」

エレノアに手を引かれて友だちが待っているところに行くと、女の子たちが私をとりかこんだ。

自分から話すのが苦手な私からすると相手から来てくれたほうがありがたいので、楽しくおしゃべりできた。

横目でちらりとエマを見ると、エマも楽しそうで安心した。

「ねえ、Aとエマは好きな子いるの？」

そんな話が出る気配は直前までゼロに近かったのに、急に飛び出してきたこのしつ問。

「え、げん場の中で、ってこと？いや〜、それはないかな」
「ないって、どうして？」
「だって、男の子ともよく話すけど年上の子ばかりでお兄ちゃんって感じだし、やっぱりおしごとだもん」
「「Aってすっごい真面目だね！/私なんてみんなが魅力的だよ〜！」」
「あはは、でもわかる、エマは？」

私が答えるとみんなが少し笑って、エレノアがエマに話をふった。

「私もいないわ、まだよくわからないの」
「２人ともつまんないの、特にAなんてさ、イケメンとばっかり話してるくせに」
「え！？ぜんぜん、そんなつもりじゃないからどうぞどうぞ！いつでもゆずるよ！！」
「話していてかっこいいとは思ってるのよね？」
「まあ、日本人とはちがった顔立ちですてきだなとは思うよ」
「キャ〜、良いわね！！」

たまにはこいバナもいいよね。