ハリポタ女優 (ページ12)

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新たなこと、何度目かのことページ12

「ねえエマ、あとどのくらいやらなくちゃいけないの？」
「そうね、まだけっこうあるかも」

ここはセットにある勉強部屋こと、”学校”。

エマは勉強が楽しいみたいでそれはなにより。だけど、私にとっては苦しい。

「ほらA、絵は？描けたの？」
「。。。あ、えっと、、どういうか題でしたっけ？」
「まったく、！ちゃんと話を聞いて！」
「あー、エマ、教えて？」
「今日の課題は、自分が思う神様のすがたを描くことよ」
「ありがとう！神様かー、難しい、」

日本人の私からすると、神様といえば仏教で、キリスト教の人が多いヨーロッパとはちょっと感かくが違う気がする。

日本ではお坊さんとか、せん門的な人しかしっかりとしんこうはしていないイメージがある。

「ねえ、見てA、彼の絵」
「トム？どれどれ、」

はっきりとはわからなかったけれど、スケートボード？に乗った人を描いていた。

「すごいわね、！」
「え、あ、うん」

正直私にはどのあたりがすごいのかよくわからなかったけれど、エマがすごいすごいというものだからうなずいた。

たしかに、神様と言われてこの絵を描くのは発想がすごいなぁとは思う。

トムの絵を見てえいきょうを受けたのか、その後はサクサク描けた。

「できました、先生！」
「見せて、、うん、よく描けてる」
「じゃあ、きゅうけいしても良いですか？」
「あなた、きゅうけいばかりじゃない？他の子を見てごらんなさい、みんな集中してやっていますよ」
「５分でいいので！」
「わかりました、５分たったら戻ってくるのよ」
「はい！！」

ぬけ出すことにせいこうした私が行くところは、、もちろんセット。

とはいっても、今はダンもルパートも勉強中なのでふらふら。

「ううっ」

ドサッという音とうめき声。

なにかな〜と目をやると、男の子がうずくまっていた。

そして、よみがえるダンの声。

「Aはもうちょっと自分からいったほうがいいと思うよ」

いけ、A！声をかけるんだ！

「だ、大丈夫、？」

おそるおそる話しかけると、もぞもぞと動き出した男の子。

「ああ、大丈夫だよ、ありがとう」
「良かった。あなたのお名前を聞いても、？」
「僕はマシュー。マシュー・ルイス」
「佐々木A。Aがファーストネーム」
「「よろしく！」」

ダン、やったよ！私、自分から話しかけた！お友だちつくった！

よろこびでむねがいっぱいになっているところに、聞こえてくる声。

「A！どこにいるんです！？とっくに５分たっていますよ！！」

新たな出会いと何度目かのお説教。