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あれから私達は施設にいてもいつも一緒で
学校でも休み時間になればどちらかの教室へ向かった
だから同級生の男子から茶化されることが多かった
でもたぁくんはいつも真面目な顔で
"そうだよ？可愛いお嫁さんでしょ？"
そう言ってくれる
恋バナ大好きな女子は私たちの中に興味津々で
むしろ茶化す男子から私を守ってくれた
たぁくんはモテるから時々彼のことを気になってる女子に意地悪とかされたけど
いつもかばってくれた私の大好きな旦那様
わたしはこれからもたぁくんと一緒なんだなって 永 遠 はいつまでも続くものだと思っていた
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今日は1ヶ月前から言われていた私の里親候補の家へと行く日だった
その人は旦那さんと子供はいないらしく、里親になったら1人で私を育てて行く気らしい
私は嫌だった。
たぁくんとケッコンしてから2年経った今でも私達はいつも一緒だった
養子になったらたぁくんと離れてしまう
だからその話を聞いた時は嬉しくもあり複雑でもあった
いつまでも施設にいれるわけどはないとはわかっている
でもたぁくんのいない生活は考えられなくて、いつか彼は私の生活の一部になっていた
施設から車で2時間揺られたどり着いたところはまるで物語に出てきそうな場所
門があって奥に続く道は私の心をワクワクさせた
少し歩いてたどり着いたところは煉瓦造りのこれまたおとぎ話に出てきそうな家だった
施設の人がインターホンを押すと扉の向こうから はーい と聞こえてきた声
少し緊張が高まった
どんな人がでてくるだろう。そんな思考を巡らせていると
緊張はピークになっていた。扉一枚を挟んで里親になるかもしれない人がいる
"ガチャッ"
「あっ…こんにちは、Aちゃん！私の名前は岩田紗由李。さゆりさんとかさゆりちゃんってよんでね」
目線を私に合わせてとても優しい笑顔を向けてくれた綺麗な人
「こ、こんにちは」
どうぞ入ってください
じゃあ私はここで。また明日の夕方迎えに来るので
…忘れていた施設の人は帰ることを、、、
でも、いつまでも外にいるのもあれなので不安を胸に一歩踏み出した
「お邪魔します」
そう言って渋々入った先は外見の期待を裏切らない洒落た家
ホワァ、、と見とれていると
玄関先に飾ってあった一枚の写真
さんゆりさんと…隣の男の人誰だろ？
こちらに気づいたのか優しく声をかけてくれた
「その人…
私の 旦 那 なの。」
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ユキ(プロフ) - 岩ちゃんのストーリー楽しみです(*^^*) (2017年4月24日 21時) (
レス) id: 85c74f920c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mar | 作成日時：2017年4月7日 11時
