゛ ページ26
Side:you
いきなり低い声で吐息混じりに呟いてきた。
いつもより一気に大人になった凛に
心臓が動きを早めて、顔に熱が集まるのが分かる。
どうしようか、と考えていたら
「何も言わなかった仕置だ」
と言って、私の耳に噛みついてきた。
鮫のように尖った歯で、歯型がつきそうなくらい。
特に私が弱いと分かっているからか、
耳朶を噛んでくる。
「ん、ちょ、やめ…」
「お前が可愛いからだよ」
「可愛くな…ん、ふ」
いつまで続くのだろうか。
でも、抵抗する力はなくて、
凛に身を任せるしかなかった。
「…いっ」
「俺の印、」
「そこ見えるでしょ」
「見えるからいいんだろ」
虫がよってこないようにな、と
今の表情は、悪い笑みを浮かべているのか。
そう思うような声だった。
「さぁ、覚悟しろよ、お姫様」
押し倒されて、ニヤリと笑ってそう言った凛。
今日の凛は、危険な匂いがする。
────
(同じ匂いでも、安心するんだよ)
(私も、凛の匂い好きなんだけどね)
────
初めて甘め。結構ガッツリ入れたけど
凛ちゃん初登場だった…!
そうだった!
色気が倍になった凛ちゃんを書きたくて
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トキヤlove(プロフ) - ちあ。さん» こんばんは 郁弥の猫もいいけどの猫の名前がみーちゃんになってますよ!すーちゃんじゃないんですか?最初の方すーちゃんになってますよ。 (2018年9月21日 23時) (レス) id: e59d869c74 (このIDを非表示/違反報告)
ちあ。(プロフ) - トキヤloveさん» こんばんは!分かりました!ありがとうございます<(_ _*)> (2018年8月27日 22時) (レス) id: 9623846976 (このIDを非表示/違反報告)
トキヤlove(プロフ) - おはようございます。シチュエーションは、主人公と郁弥がイチャイチャしてほしいです。キスとかいろいろお願いいたします。 (2018年8月27日 6時) (レス) id: e59d869c74 (このIDを非表示/違反報告)
ちあ。(プロフ) - トキヤloveさん» お久しぶりです!覚えてますよ!すみません、希望のシチュエーションとかありましたら言っていただけるとありがとうです…! (2018年8月24日 9時) (レス) id: 9623846976 (このIDを非表示/違反報告)
トキヤlove(プロフ) - ちあ。さん» お久しぶりです。郁弥の不器用だけどの続きを頼んだんですが…覚えていらっしゃいますか? (2018年8月23日 21時) (レス) id: e59d869c74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちあ。 | 作成日時:2018年8月7日 0時