ボスの娘になったので、立場を利用して人生を楽しむ②【名探偵コナン】 (ページ49)

今日:8 hit、昨日:125 hit、合計:387,239 hit

人命救助のために① ページ49

『ねぇ、安室さん。
お腹を刺されてしまった時はどうしたらいいの？』

安「はい？」

私と景くんは毎日ポアロに来ている
ちなみにまだ景くんの正体バレが出来ていない

そうこうしてるうちに緋色の帰還イベントは終了し
コナンと零くんの「君にいわれたくはないさ…」イベントも終了した

見たかった
朝早いんだもんよ
もっと真っ昼間からやってくれ
爆睡してたわ

安「なんなんです急に？」

景(広)「最近こんな事ばっかり聞いてくるんだ」

『お腹を刺されると、その場合は刃物を抜いちゃダメなんだよね？
その刃物が抜けてしまった場合は？
もう助からない？』

安「……かなり厳しい状況ですが、圧迫止血しかないでしょうね。」

『直接圧迫止血法…それしかないです？』

安「ええ、人体の30%の血液が流れてしまったら助かりません。
清潔なタオルかガーゼで傷口を抑えて圧迫し、なるべく早く病院に行くしかありませんね。
傷口が大きいほど、体重をかけて止血しないと全く止まりませんから。
個人では無理ですね」

『………景くんと答えが全く同じですね』

安「それしか方法がないですからね」

『映画で見たんですが、傷口に火薬を詰めて、火をつけて焼いて止血していましたが、それは有効ですか？』

安「……まず、火薬の準備ができないのでは？
火薬を詰める際雑菌も入るし、
的確に出血部分の血管を焼くなど素人には不可能です」

『となると…やはり人体の血管の配置を全暗記するしかないんですね…」

私はバッグの中から人体の血管大全を取り出した
分厚過ぎてできることなら読みたくなかった本だ

安「…………Aさん、これは何のための質問なんですか？」

『米花町は治安が悪いので、刺された時の予習をしとこうかと』

安「……………そんなことはないと、
言い切れないのがこの街の怖い所ですね」

景(広)「危ない目に遭うことよりも
そういう目に遭わないように行動することの方が大事だぞ」

『……景くんが護ってくれるから私は危ない目には遭わないもん。
でも、包丁を持った人がいて、
お腹刺された人がいたら助けてあげないと」

景(広)「包丁を持った奴がいたらまず逃げろ。
そして叫べ。人命救助をまず自分が助かってからだ。
応戦しようとするなよ。
戦うのは逃げられなかった時の最終手段だ」

『…じゃあ、二人は包丁を持ってる人が居たらどうするの？』

安＆景「「戦う」」

『ここは嘘でも一旦逃げるっていうべきだよ』