ボスの娘になったので、立場を利用して人生を楽しむ②【名探偵コナン】 (ページ34)

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佐藤兄妹の引っ越し　後編ページ34

『引っ越すなら、2LDK以上だね』

景「あぁ…そうだな！」

すごく嬉しそう

そうだよね、ごめん景くん

『という訳でAちゃんのオススメ物件がこちらです』

PCに物件データを映しだす

景「へぇ…セキュリティ…かなりいいな。
しかもキッチンが広い。でもA、ここ家賃かなり高いぞ？いいのか？」

そうか…キッチンか
今のキッチン、まな板置いたらほぼ置くスペース消えるからな
景くんは不服だったんだな…ごめん

『平気平気、大丈夫だよ、お金あるから。もう此処しか考えられないね」

景「……推す理由は？」

『隣の部屋の名義人が降谷零』

景「……………A。
言ってなかったけど、零は近すぎず、遠すぎずな距離感の女性が好きなんだ。むしろちょっと遠い方が好みだ」

『マジかよ。危ね。ここは無しだな』

私は物件データを完全に消去した

『ん〜じゃあどうしよっかな。
心はもう完全にさっきの物件に決まってたからなぁ』

景「おっ、ここはどうだ？築８年2LDK…。
セキュリティもまぁまぁだし、さっきの所に比べると安いぞ」

『ああ、そこはダメ』

景「なんで？」

『道路挟んで向かい側のアパートに、安室透が住んでる』

景「……………とりあえず零が住んでる場所を教えてくれるか？」

『いいよ』

私は零くん…安室透が確保している部屋をすべてマップにピン留めする

景「…………………」

『どうしたの景くん。位置関係けっこう厳しかった？』

景「いや……これ……
私生活は覗かないん、だよな？」

『しないよ、そんなストーカーみたいな事』

自宅かセーフハウスに帰ってくるまでが仕事だろう

今日も零くんが生きててよかった
1日の終わりを見届けているだけだ私は

『景くんが決めていいよ。
私は2LDK以上でポアロから近ければ特にこだわり無し。景くんが便利だと思う物件を選んで欲しいな』

今まで苦労かけてしまったからね…

景「……そうさせてもらうよ」

その後あーでもない、こーでもないと言い合いながら

最終的に景くんは散々悩んだ挙句に
2段階オートロック、エレベーターは指定した階にしか止まらない、管理人が２４時間在中し、防災センターとすぐ連絡がつく
11階3LDKの部屋に決めた

最初に見てた部屋より家賃が高かった

景くん過保護だなぁ…と嬉しく感じてたら
アイランドキッチンの物件だった

貴様、キッチンで決めたな？