出発 ページ48
オンマと2人で大泣きしたあの日から
2週間が経っていた
今アタシの目の前には
YJ「A〜〜!!頑張るんだよ゛ぉぉ!!
…ぅう…ちゃ、ちゃんとご飯も゛、だべでねぇぇぇ!!。゚(゚´Д`゚)゚。」
ソウル行きの夜行バスに乗るあたしを
見送りに来て、大号泣してるユジョンと
『…A、辛くなったら、いつでも帰って来なさいね、オンマは…ずっと、…ずっとAの味方だから……』
泣かないつもりだったのに〜って泣きながら笑う
オンマ
つられてこっちまで
泣けてくるじゃんか
「…もう、2人とも、泣かないでよぉ…
こっちまで、泣けてきちゃうじゃん…っ」
結局バス停の前で3人で大号泣してた
「すみませーん、そろそろ乗車をお願いします」
「…じゃ、あたし、行くね」
そう言うと、オンマがちょっとまってっていって
カバンから何かをゴソゴソと取り出した
『はい、これ…』
「っえ?」
それは、オンマの手作りのおにぎりだった
『時間なくて、全然まともなの作ってあげられなくてごめんね…朝ごはんにでも食べて…?』
「…ありがとっ」
どうしようもなく、涙溢れそうだった
YJ「…んーじゃ、はいっこれもあげる!」
「っえ、これって」
ユジョンがポッケから取り出してくれたのは
バキバキに折れたせんべい笑
「折れちゃってんじゃん笑」
YJ「見た目はあれだけど…心のこもりかたはすんっっっごいんだからね!!」
はいはいって適当に相槌を打つと
何その反応っ!ってプリプリ怒るユジョン
これから当分、この笑顔に会えなくなるのか…
そう思うと少し寂しかったけど
バスに乗り込んでもまだ
「「頑張れ!!」」
ってずっと手を振り続ける2人を見てると
「弱気になっちゃ、ダメだよね…
絶対、最後まで、勝ち残ってやる」
そう自分に言い聞かせた
バスが動き出すと、それに合わせて走り出す2人
少しだけ、2人の顔が歪んでて
「…一生、会えないわけじゃないのに…笑」
2人の姿が見えなくなってから少しして
急に振動しだすスマホ
通知には
[ユジョン : 写真を送信]
が大量にきてた
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chika(プロフ) - れもんさん» ありがとうございます!更新がんばります! (2018年12月9日 15時) (レス) id: 0772483487 (このIDを非表示/違反報告)
れもん(プロフ) - 凄く面白い作品でした!更新楽しみに待ってます! (2018年12月8日 21時) (レス) id: a1d45c281e (このIDを非表示/違反報告)
chika(プロフ) - Yuki-vkookさん» ありがとうございます!きっと受かります!^ ^ (2018年12月8日 19時) (レス) id: 0772483487 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki-vkook - 面白いです!主人公ちゃん、、、受かってほしい!! (2018年12月8日 10時) (レス) id: 5ccac3abe1 (このIDを非表示/違反報告)
chika(プロフ) - まるさん» すみません…ちゃんとルール確認をしていませんでした。オリジナルフラグという所を外したんですけど、これであっているでしょうか?始めたばかりでよく分からずですみません。皆さんが不快な思いをされないように気をつけます (2018年12月7日 20時) (レス) id: 0772483487 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:chika | 作成日時:2018年12月7日 20時