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『それじゃ、お2人はステージ中央へ上がって』
「「はい」」
ステージ脇で待機していた私たちにそう声がかかるまで、私とウォルとの間には会話なんてものは存在しなかった。
だから、やっと声がかかった時は心底気持ちが落ち着いた。
WL「_________来ないの?」
少し先に歩き出したウォルが振り返って、
焦点の合っていないような目で聞いてきた。
何、この感じ。
今までに感じたことのない冷気と共に胸騒ぎを覚えた。
「………行くよ」
WL「…………そ」
「_________負けるもんか。」
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PD「Welcome to The Last Door !!!!!」
薄暗い空間にパッと上部からスポットライトを浴びたPDは意気揚々とマイクを片手にそう叫んだ。
その直後、奥の方からいくつものライトがステージ上の私とウォルをピンポイントで照らすと、どこからともなく拍手が聞こえて来た。
だんだんと会場全体のライトが点灯し始めると、
客席には審査員の皆さんといくつものカメラが大型のものから小型のものまで、たくさんの《瞳》がこちらを見つめていた。
PD「2人には言っていなかったけど、この決勝戦はここにあるカメラで録画をさせてもらうよ。そして、優勝者が決まり次第、この映像と共に早速ドキュメント番組の作成に移るから、よろしく」
ドキュメント番組………
優勝を逃したとしても、自分の存在を世界中にアピールするチャンスがあるんだ。
いや、逃すなんて。
そんなこと考えちゃダメだ。
PD「それでは、お待ちかね。決勝戦の対戦内容を発表します」
軽快な指パッチンの音と共に大きなパネルに、このオーディションに共産している4社の社名が映った。
PD「君たちには、このJYP, YG, SM, BigHitのうちどれか1社と提携を結んで貰う。そして、その事務所の所属アーティストとのデュエットによる三番勝負で決着をつける」
PD「三番勝負はそれぞれ、
【ダンス】【ボーカル】【ラップ】で構成。練習期間は合わせて
______________1週間。
これは誰が見ても短いと感じる期間だとは思うが、それをどう完成に持って行くか。スターは毎日忙しいからね。効率よく練習してくれ」
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まなみ - 更新頑張ってください! 応援しています! (2019年4月7日 12時) (レス) id: e5f2cf4792 (このIDを非表示/違反報告)
うゆ(プロフ) - 先程拝見させて頂きました。更新頑張ってください!! (2019年3月24日 8時) (レス) id: 1c020470f1 (このIDを非表示/違反報告)
chika(プロフ) - yuuuun4101さん» 教えていただいてありがとうございます!これから気をつけます(><)それからいつも読んでいただきありがとうございます!これからもよろしくお願います^ ^ (2019年2月14日 10時) (レス) id: 0772483487 (このIDを非表示/違反報告)
yuuuun4101(プロフ) - 初めまして、いつも楽しく読んでいます。さっそくですが、韓国語の(ビアネ)ではなく(ミアネ)です。間違っていますよ。それだけでした。すみません、いきなりで(^^;これからも楽しく読ませていただきたいと思ってます。頑張ってください。応援してます。 (2019年2月13日 21時) (レス) id: 79c8746700 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:chika | 作成日時:2019年2月12日 15時